愛情込めて野菜づくり

 4月10日、南山地内の市民いきいき農園において、平成23年度の開園式が行われました。

 この市民いきいき農園は今年で24回目。市によって準備された一人当たり9坪の畑、85区画に72件の申込者がありました。この日の参加者のために、おいらせ農業協同組合からキャベツ、白菜、ブロッコリーの苗が約650株用意され、駆け付けたJAおいらせ指導課の職員から参加者に配られました。

 利用するのは今年が初めてという山下和子さん・歩莉ちゃん親子(下久保在住)は、参加者を代表し、雲一つない晴天のもと、手を取り合ってくわを大きく振りかぶり、「よいしょ」と力強く最初のくわ入れを行いました。

 山下さんは、実家で家庭菜園を手伝っていたことがあり、歩莉ちゃんにも自分で食べ物を作る楽しさを伝えたくて申し込んだとのこと。慣れた手つきで畑を区割りし、肥料を撒くお母さんに負けじと、小学校2年生になった歩莉ちゃんは、自分の背丈ほどもあるクワを使って懸命に畑を耕し、「手が疲れたー」といいながらも「楽しい!」と休まず笑顔で作業していました。

 愛情をいっぱい込めて育てられる野菜たち。秋の収穫が楽しみですね。