海を越えてつないだ絆

 5月31日、国際交流教育センターにおいて、5月に米国ウェナッチへ派遣されていた中学生・高校生大使の帰朝報告会が行われました。

 中学生と高校生15名と引率教諭、市職員で構成された使節団は3日に三沢を出発し、12日までの間、姉妹都市のウェナッチ市でホームスティをしながら学校や施設の見学、様々なイベントに参加し、交流を深めてきたものです。

 報告会に先立ち、ウェナッチ市、東ウェナッチ市、ウェナッチバレー三沢姉妹都市協議会から復興のためにと大使に託された義援金が寄付されました。また、ウェナッチ市在住のルーク・ジョンソン君(7歳)は自ら積極的に募金活動を行ったお金を淋代保育所の子どもたちのために使ってほしいと寄付したとのことで、そのお金が大使の手を通じて淋代保育所の理事長に手渡されました。

 今年は例年より大幅に多い15名の中高生大使が参加しており、報告会では種市市長をはじめ保護者や先生、市関係者らを前に、それぞれが感じた文化の違いや思い出に残った出来事を報告しました。

 今年はウェナッチ市と姉妹都市締結を結んで30年、東ウェナッチ市とは10年という節目の年。また派遣前には東北地方太平洋沖地震があり、大使たちは特別な想いを胸に日米友好の務めを果たしてきたに違いありません。