三沢から世界へ 

 7月14日、三沢市立第二中学校出身で三本木農業高校3年の柏崎寛奈さんがアーチェリーのユース世界選手権に参加することになり報告のため市役所を訪れました。

 柏崎選手は書類審査を経て、5月に行われた一次選考会を通過、6月13日から3日間静岡県の掛川市で行われた最終選考会で3位となり世界選手権への切符を手に入れました。

 校長先生と監督、ご両親とともに種市市長に対面した柏崎さんは少し緊張の面持ちで、抱負を尋ねられると、「選考会での成績は3番目だったので団体戦で他の選手の足を引っ張らないように頑張ります」と話し、種市市長は「三沢から日本を代表する選手が出たことを誇りに思う。私も二中から三本木農業に進んだのでより嬉しい。力を出し切ってきてください」と激励しました。

 アーチェリー部の酒井和彦監督の話では「思い切りがよくがんがん攻めていける強さと勇気を持っている」という柏崎選手ですが、本人は「課題はメンタル面。そこを鍛えて大会に臨みたい」と話していました。今後は岩手県で行われる大会に参加し、学校の合宿と日本代表の合宿を経て8月22日からポーランドのレグニツァで開催される世界選手権に挑みます。

 高校では生活科に所属し、練習の合間には調理の勉強をしているという柏崎選手。大会では結果ももちろんですが、自分の力を出し切って、今後の人生に役立つ大きな経験を得てくれることを願っています。