体験して「食」を学ぶ 

8月6日、JAおいらせにおいて「わんぱくあつまれ~フェスタ」が開催されました。

これは、食育教育の一環としてJAおいらせが毎年開催している親子体験学習です。この日は合計130人を超える親子が集まり、料理体験や収穫体験などを通して普段食べているご飯や野菜について学びました。

開会にあたってJAおいらせの根岸組合長は「三沢は長いも・ごぼう・にんにくの日本一の産地。生産者が汗を流して作った味を感じてほしい。また、「食」はバランスが大事。そのためにも今日たくさんのことを楽しみながら学び、体験してほしい」とあいさつし、生産者と消費者のつながりの大切さを伝えました。

 

 

まず参加者の親子が挑戦したのは、野菜に関するお勉強。お米や野菜の問題に対して3つの答えから正解を選ぶクイズには、子どもはもちろんお母さんまで頭を抱えて苦戦していました。また、どの野菜が水に浮くのか、沈むのかというクイズには臨時家族会議が開かれ、お父さんも真剣に考えていました。

野菜の基礎を学んだところで、次に挑戦したのは料理体験。自分たちの昼食になる「夏野菜たっぷり冷製パスタ」と「いかめし」「冷たいコーンスープ」を参加者同士で協力しながら作りました。いつもはお母さんやお店で作ってくれた料理しか知らない子どもたち。苦手な野菜も調理次第でおいしいごはんになることを自分の手で体験して、好き嫌いは無くなった・・・かな?

 

苦労して作ったご飯をおいしく食べた後、最後に挑戦したのはブルーベリーとじゃがいもの収穫体験。

谷地頭の織笠農園に移動した参加者たちは、たわわに実ったブルーベリーを口にしながら収穫し、じゃがいも掘りを体験しました。織笠さんは三沢で初めてブルーベリーの本格的な栽培を始め、今では20種類以上、1000を超えるブルーベリーの木を育てており「大きくてすっぱいものもあれば小さくても甘いものもあります。腹いっぱい食べながら楽しんで採ってください」と参加者に話しました。

 

このイベントを通して、一緒に考えながら体験したことで親子の絆が深まり、たくさんの楽しい思い出ができたことでしょう。

また、クイズや料理、収穫体験を通して野菜を、「食」を、今まで以上に身近に感じるようになったのではないでしょうか。