イチ、ニのサンで元気を発信 

8月9日、「イチ、ニのサン」元気な東北市長対談会が一関市のレストラン世嬉の一クラストンで開催されました。

これは「イチ、ニのサン」の掛け声に合わせ、一関市、二戸市、三沢市の三市が観光や地域おこしに共に取り組み『元気な東北』をアピールしていこうとするもの。この日は活動の第1回目、三市の市長と各市で地域おこしの活動に取り組んでいる人たちを交えて対談を行いました。

まず始めに各市長からそれぞれの市の特色、観光名所、特産品などの説明があった後、各市から参加した方々が自らの活動について説明を行いました。三沢市から参加したのは三沢国際クラブとみさわ国際交流協会初代会長の藤嶋輝昌氏。米軍基地があり多くのアメリカ人が居住する三沢市で、お互いの文化・食などを紹介するイベントとして多くの観光客を集めるジャパンデー・アメリカンデーの概要と始まった経緯、またそれに係わるボランティアの状況などについての説明しました。

藤嶋氏は「米軍基地があるというのはネガティブなイメージがあるが、それを何とか明るいイメージにしたいと思いこのイベントを始めた。米軍のボランティアが積極的に知恵をだして参加してくれることで、アメリカの良さが伝わるいいイベントになり何年も続いている」と話し、始めた当時の想いとともに今後のさらなるイベントの発展への意気込みを話しました。

また一関市から参加した佐藤航氏はプロジェクト委員会のメンバーとして運営に関わり、現在は日本最大の野外ビアフェスティバルとなっている「全国地ビールフェスティバルin一関」などについて、二戸市から参加した九戸城ボランティアガイドの会副代表の小原尋子氏は国指定史跡で東北最古の石垣を残す九戸城跡について紹介するガイド活動などについて話しました。

その後の対談では各市の祭りなどにお互いに参加してはどうかという意見や子どもたちの研修・交流をしたいという意見などがあり、3市の事務局で事業の具体化を図ります。

対談の最後には種市市長が「三沢市でも観光客を呼び込むための取り組みをしているが、各市のそれぞれの取り組みを聞き、自分が思いつかない部分もあったので非常に有意義だった。それぞれの特徴を生かした活動を行って各市の良さを東北各地、全国各地に発信していければ」と話すなど3市でイチ、ニ、サンとスタートし、大きく踏み出していくという方向性を確認しました。