優しいぬくもりが伝わるいす 

10月14日、三沢婦人会が青い森鉄道三沢駅へ、待ち合い場所のいすに敷く座布団を寄付しました。

 

三沢婦人会は連合婦人会の中の一団体。三沢駅2階の待ち合い場所は通路の一角にあるために特に冬は寒く、いすも冷えていることから、少しでも電車を待つ人たちの寒さを和らげようと、平成6年から毎年、いすに敷く座布団を寄付しているものです。

 

今回は、三沢駅がJRから青い森鉄道に変わったということですべての座布団を一新し、鉄道の日であるこの日に40枚もの真新しい座布団を寄付。会員自らいすに取り付けました。この座布団は、会員15人が約1カ月にわたって空き時間を利用し、一つ一つ手作りしたもの。また、会員は1カ月に1回以上はこの座布団を交換して自宅に持ち帰り洗濯しており、破損があったときは補修もしているとのことです。干支にちなんだ「うさぎ」と「リボン」の柄は交換する際にわかりやすくするためと、いすに座布団をしっかりと固定しながら話してくれました。

 

会員が交換のために駅を訪れると、駅の利用者から喜びの声が聞かれたり、ときには学生が交換を手伝ってくれることもあったそうで、同会の橘会長は「これからもこの活動は続けていきたい」と笑顔で話してくれました。

 

「優しさ」のぬくもりを感じることができる三沢駅の座布団。

座った時には心温かい婦人会の皆さんの優しい笑顔を想像してみてください。