みんなちがって みんないい

障害の特徴を実演を交えて紹介するはちのへキャラバン隊のみなさん11月5日、「2011自閉症フォーラム IN MISAWA」が国際交流教育センターで開催されました。

このフォーラムは市民団体お助けマンクラブが自閉症への理解を深め障害を抱えた人たちが互いに認め合い、自分らしく生きることのできる社会を目指し市の補助を受けた「協働のまちづくり市民提案事業」として今回初めて開催したもの。会場には自閉症の子どもたちが書いた絵や書道作品が展示されたほか、自閉症児と家族の暮らしを描いた映画や自閉症の子どもを持つ親たちで構成される「はちのへキャラバン隊」の講演などが行われました。

金子みすずさんの詩の印象的なフレーズから始まった「はちのへキャラバン隊」の講演では、隊員が自閉症の子どもたちの行動を実演して見せたり、来場者が道具を使ったり、キャラバン隊と一緒に実演したりすることで自閉症の子どもたちの気持ちを体験。理解されづらい行動をとる時の子どもたちの気持ちやその対応を隊員の実体験を交えて丁寧に説明しました。最後には自閉症の子どもたちの主張と彼らを母親として見守ってきた隊員が気持ちを読み上げて終わったこの講演。キャラバン隊のみなさんがあいさつすると、会場を大きな拍手がつつみました。

「みんなちがって みんないい」金子みすずさんの詩の一節が多くの来場者の心に響いた一日となったことでしょう。