心あたたまる義援金に感謝して、心と心の交流を

1月12日、幸町地区コミュニティ集会施設において、精神保健福祉ボランティア「さつき友の会」が主催する「新年のつどい」が開催されました。

 

「さつき友の会」は精神障がい者が地域で安心して生活できるよう傾聴ボランティアとして福祉施設等でサポート活動を行っている団体です。障がい者の方とボランティアとして活動する方がより親睦と交流を深められるようにこのつどいを企画し、平成23年度の歳末たすけあい募金を活用する事業の一つとして社会福祉協議会に申請。集まった募金総額976,594円の一部配分を受けて実施することができました。

 

この日、回復者の「きざきのクラブ」や「ワークハウスさつき」に通う人たちや市、社会福祉協議会の関係者を含めて約30人が参加。

冒頭で「さつきの会」の角田会長が「市民の皆さんからの心あたたまる義援金の配分をいただいて、このつどいを開催することができました。今日はトモダチと一緒におおいに語り合って楽しんでください」と義援金への感謝の想いを込めてあいさつし、15種類の野菜・肉が入ったボランティアの方による手作りの豚汁などの料理やゲーム、歌や踊りを一緒に楽しみました。

 

「傾聴」とは五感を使って、思いやりの心で相手の話を一生懸命聞き、その人を理解するために行うこと。相手との信頼関係を築くことで、精神的な健康の維持や回復を援助することができます。笑顔と会話、笑い声が絶えないこのつどいは、障害者の方とボランティアの方、両者のさらなる心の糧となったことでしょう。

 

「さつき友の会」と共に月2回の活動をしている回復者の団体「きざきのクラブ」会長の松林さんは、「今は楽しんで活動しています。今年はきざきのクラブとして活動して10周年の年。共に活動する仲間たちと文集を作ったり記念パーティーを開催したい」と笑顔で今後の活動への意欲を話してくれました。