先人を感じる伝統の品

1月25日、星野リゾート青森屋を運営する(株)三沢奥入瀬観光が国指定重要有形民俗文化財「南部のさしこ仕事着コレクション」を市に寄贈しました。

 

寄贈されたのは明治末期から昭和中期に上北地方で農作業の際に用いられた綿や麻製の仕事着で、長・短衣と袖なし、山ばかま、前だれの4種類計64点。

 

寄贈式の中では(株)三沢奥入瀬観光山下圭三総支配人が「歴史・文化など教育普及活動の充実・発展のため活用していただきたい」と話し目録を手渡すと、種市市長は「地域の歴史を感じられる大変貴重なもの、大事に保管しさまざまな形で活用していきたい」と感謝しました。

 

コレクションの中には種市市長も「模様が大変きれいで珍しい」と感心するようなデザインの仕事着もあり、山下総支配人は「昔の人の体の大きさも感じられるしデザインは今見てもおしゃれ。適正に保管していただき、多くの人に見て感じてもらいたい」と寄贈にいたった想いを話しました。

 

寄贈された仕事着は空調などの設備が整った先人記念館で保管し、状態などの確認をした後一般に公開する予定です。