収穫の秋を楽しみに、きのこの生態を学ぶ

3月17日、墓地公園で「きのこ植菌体験会」が開催されました。

これは、三沢市内の公園などを管理する三沢市緑化公社が推進する緑化思想の普及啓発活動の一環。きのこがどのようにしてできるのか、菌のの植え付けを実習してもらうことで自然への興味や関心を持ってもらおうと企画されたものです。昨年3月に開催予定でしたが、東日本大震災の影響から延期になり、1年越しで開催することができました。

植菌の実習に先立ち、講師として招いた上北地域県民局林業振興課の野呂主幹が、きのこの種類や生態、栄養素などについて説明をすると、この日集まった約20人の参加者は時折頷きながら聞き入っていました。その後、講師から植菌の仕方のレクチャーを受けた参加者は5つの班に分かれ、緑化公社によって準備されたヤシャブシの木にドリルで穴をあけ、ナメコの菌を植えていきました。

最後に、菌を植えた原木の管理方法を教わった参加者たちは、来年の秋ごろという収穫を楽しみに自分で植えた原木を持ち帰りました。