被災者を悼み、子や孫に伝えていく

3月11日、三沢漁港において三沢市漁業協同組合による東日本大震災被災者追悼式が行われました。

 

これは震災から1年となるこの日、震災で亡くなった組合員を含む全ての方を追悼し、この震災を記憶にとどめてこれからの復興に向かう決意を新たにするもの。発生時刻である14時46分には市内全域にサイレンが鳴り響き、全員で黙とうを捧げました。また、玉泉寺関係者による読経の後、参列者が一人ひとり献花し、手を合わせながら深く祈っていました。

 

式の中で三沢市漁業協同組合の門上組合長は、約8割が復旧した漁港施設について関係者に感謝するとともに「ようやく1年。しかし5年たっても10年たっても、あの津波さえなければという思いは変わらないでしょう。教訓を心にとどめ、子や孫に伝え、復興に邁進したい」と話し、決意の想いを伝えました。