まっすぐ前を向き、夢に向かって新たな一歩を踏み出す

3月8日、三沢市内7つの小学校で卒業式が行われました。

 

午前10時、在校生や保護者、先生の盛大な拍手で迎えられ始まった古間木小学校の卒業式では、30人の卒業生1人1人に金沢校長から卒業証書が授与され、「何が正しいのか何が美しいのか学び考えながら、1人1人ささやかでも未来の歴史を築いていって欲しい」と励ましの言葉が贈られました。卒業生が代わる代わるこれまでの思い出と学校への想いを語る「門出のことば」には在校生が感謝の言葉と来年度への決意の言葉で応え、最後は全員で校歌を合唱。その姿を見守る保護者や在校生の瞳には涙が輝いていました。

 

万感の思いに涙ぐみながらも真っすぐに前を向き凛々しく胸を張って会場を後にする卒業生。教室に戻ると仲間との思い出に花を咲かせ、輝くような笑顔を見せていました。3年間担任を務め、生徒たちを見守ってきた田村先生はその姿に「こんなに多くの子が清々しい表情をしている卒業式は初めて。6年間みんなが仲間と協力し合い、さまざまなことに全力で取り組み、やり残したことはないという想いが現れでしょう。式を成功させようという気持ちの感じられる良い卒業式でした」 と生徒たちをねぎらうとともに、「夢の実現のため次のステージでも努力し続けてください。私は生きている限り皆さんの夢が叶うよう祈っています」とエールを送りました。

 

最後の行事にも全力で取り組み、前を向いて巣立っていった卒業生たち。これから出会うであろう多くの壁や困難も6年間で身につけた力と仲間との絆、恩師の言葉を胸に乗り越えていくことでしょう。