勇気ある消火活動に表彰状

4月9日、三沢市消防本部において、昨年発生した建物火災に対し、初期消火活動を行い、火災が広がるのを防いだ美野原在住の沖澤茂さんとその家族に、消防長から表彰状が授与されました。昨年12月30日に美野原一丁目の自宅隣家で起こった建物火災に消火活動にあたった沖澤さんとその家族は、一致団結し消火活動の基本であるバケツリレーによって火を鎮火し消防への通報を行いました。

 

 

 

18時頃帰宅した沖澤さんは、自家用車を自宅車庫に入れようとしたところ、夜で暗いはずなのに隣の家が妙に明るくなっていることを不審に感じ、出火を発見。「火事を発見したポイントは、火によって明るく照らされていた暗闇。現場は焦げ臭く、煙があがっていました」「今回やったことは当然のことです。火が大きくなる前に消火することができて本当によかった」と話す沖澤さんは消火終了後まだ、火種が残っていれば大変だと心配になり、消防へ通報。消防本部の話によると、あと少し初期消火が遅れていたら、手がつけられないほどの火事になっていたとのこと。隣家である自宅にも火は燃え移っていたであろう当時を振り返り、沖澤さんは「もう少し消火が遅かったらと思うとゾッとする。火災の発見と、初期消火のタイミングがよかった」と話しました。

 

 

 

 

 

 

消防本部によると、最近の建物火災の原因の多くは人為的不注意によるものが多く、今年に入り既に、4件の建物火災が発生しているとのことです。