三沢の歴史を知ろう

6月5日と6日、米軍三沢基地内のソラーズ小学校3年生の児童たちが歴史民俗資料館の見学に訪れました。この見学会は市教育委員会が歴史民俗資料館を教育のために活用してもらおうと、今年度から新たに行っている「歴史・文化・体験活性化業務」という事業の一つです。2日間で訪れた児童は合計52人。三沢の文化と歴史を紹介する解説員は「人・自然・教育研究所」所長でもあり、過去38年間教職に就いていた歴史民俗資料館の解説員兼講師である川村正氏が務めました。

 

見学会は縄文時代の土器や土偶、遺跡、小川原湖周辺の環境、縄文人の生活様式、廣澤安任など昔の三沢市について、通訳を通さず自身の英語で説明した川村さん。児童たちは配布された手作りの資料に沿って館内を見学しました。途中、実際に川村さんが持参した土偶を取り出す場面があり、生徒たちは大変興味深く説明を聞いていました。

 

川村さんは資料館の見学について「全てに関心を持てなくても、色んな捕え方をして自分が面白いと思ったものを覚えてもらえればいい。博物館は、ただ観て歩くだけじゃ駄目。歩きながら何を勉強するかを決めて、本人が興味を持って資料などを読みながら理解を深めていくことが大事。知らない事を知るということは素晴らしいことですよ」と話しました。