復興に向かって、海の祭りが復活

 東日本大震災から約1年半、約8割の施設が復旧したとはいえ、未だ多くの漁業関係者が復興へと力を尽くす三沢漁港で、皆が待ち望んだ海の祭りが開催されました。
 市場内では、漁協等によってホタテやサバなど新鮮な魚介類が販売され、魚市場仲買人によるマグロの解体ショーも実施。三沢商業高校生のいか一夜干しや農協をはじめとする各団体の地元農水産物を使った料理のブースも賑わいを見せていました。また、今回はNPO法人虹の架け橋が、三沢漁港の復興支援としてボクシングや闘犬などのイベントを併催。その他にも、力強いよさこいソーランや船こぎレース、子どもに大人気の貝釣りゲームなど、多くの催しでにぎわいました。そんな港まつりの最後を飾るのは、夜空彩る花火大会。企業や団体・個人協賛のもと、次々と打ち上げられる花火は、観客から感嘆の声を誘い、親しい人や我が子にあてた心温まる言葉が読上げられるメッセージ花火は、観客の胸をも熱くしていました。