一堂に会す、青森県自慢の「祭り」と「食」

9月15日と16日の2日間にわたって、青森県内10市自慢の「祭り」と「食」が集まる初のイベント「あおもり10市(とし)大祭典」が開催されました。会場となった新青森駅東口は、2010年12月に新幹線が開通して以来、多くの人々が利用する新たな陸の玄関口。この2日間も、観光客から地元の人々まで大勢の人々が訪れ、ぎゅっと詰まった青森県の魅力を堪能しました。

 

青森市の「ねぶた」や弘前市の「ねぷた」、五所川原市の「立佞武多」など、青森県を代表する祭りの山車に囲まれた新青森駅東口バスプール中央の特設ステージでは、各市の担当者や団体が地元の特徴を色濃く伝えながら郷土芸能や特産品などを披露。三沢市からは米軍三沢基地内のダンスチームが出演し、国際色豊かな三沢の魅力をフラダンスやポリネシアンダンスで伝えました。また、このイベントには、今年7月に決定した2012小川原湖クイーンの山谷さん、長南さん、フローレンスさんも参加。炎天下の暑さにも負けず、観光パンフレットを会場の一人ひとりに手渡し、同じく駆けつけたホッキーナちゃんやほきのすけと一緒にクイズ形式で三沢の観光・物産情報をPRしました。

 

駅前広場には県内10市の食が集まる屋台村が展開。青森市の味噌カレー牛乳ラーメンや黒石つゆやきそば、八戸せんべい汁など、ずらりと並んだ各市自慢の地元料理の前には、来場者の行列ができていました。観光協会や地元店舗・団体による三沢市ブースでは、ごぼう茶やエアフォースバーガー、パイカ鍋、8月に発売したミス・ビードル号の模型などを販売したほか、10月開催予定のハロウィンフェスタなどイベント情報もPRしていました。

 

2日間を通し、1日3回、駅前広場前道路で実施された祭パレードには、青森ねぶた、弘前ねぷた、五所川原立佞武多、黒石よされ、つがる市馬ねぶたが参加。山車を曳きながら心から楽しそうに踊り叫ぶ姿に、沿道を埋める来場者は祭りの魅力を存分に感じたことでしょう。最終日、最後のパレードでは、暗い夜空を彩るかのように光が灯った山車を10市の市長らが先導。沿道の声援に応えながら盛大なフィナーレを飾り、県内10市の総力を挙げた一大イベントが幕を閉じました。