子どもから高齢者まで、地域との関わり深める"福祉の祭典"

9月30日、三沢市総合社会福祉センターで第7回となる「社協まつり」が開催されました。

 

日本列島を縦断する台風17号の接近によって、前日降り注いだ激しい雨。主催する三沢市社会福祉協議会職員らが「てるてるぼうず」に込めた祈りが通じたのか、この日は徐々に空も明るくなり、イベント日和となりました。

少子高齢化の現代社会において、生涯に通じる社会福祉向上の重要性は日に日に増しています。同協議会は、社会福祉に関わる取り組みや各団体の活動を広く地域に知ってもらい、活動する人々がより強いネットワークで結ばれることを目的に、ボランティア参加者や社会福祉向上への想いある人々の支援・協力を受けこの"福祉の祭典"を開催。今回も趣旨に賛同した44団体が参加・協力し、それぞれの活動内容を発表しながら、趣向凝らした露店や各種ブースで来場者を楽しませました。

 

フラダンスや上久保児童センター児童の合唱に続き、200人の子どもたちが大空に向かって放つ色とりどりの風船を合図としてイベントはスタート。センター中庭に設けられた特設ステージでは、合唱や踊り、ハーモニカ演奏、松原児童センター児童によるスコップ三味線など催しが続き、ステージを囲むフードブースでは各参加団体がそばやもちなどを提供。センター内では参加団体手作りの作品を販売するほか、三沢保育事業研究会が手作りの玩具やおやつで研究成果を披露し、市内児童センター協力による「ものづくり体験教室」などが開催されました。

 

このイベントには毎年多くの人々が訪れるため、会場となっている三沢市総合社会福祉センター周辺の交通に影響を及ぼしていました。しかし、今回初めて三沢警備保障とシルバー人材センターの協賛を受け、周辺に交通誘導係を設置。例年になくスムーズに人々が来場できたとのことです。

多くの心ある人々の力が集まって実現するこの"福祉の祭典"に、「社会福祉協議会というものを知ってもらい、福祉について考える機会にしてもらえれば嬉しいです」と同協議会は話していました。