生きがいと笑いある生活に福来たる

10月3日、三沢市公会堂大ホールで介護予防講演会が開催されました。

 

主催する市は、介護福祉に関わる様々な事業に力を注いでおり、その一つとして高齢者を対象にした介護予防教室、いきいき教室、おらほの寺子屋といった取り組みを市内計34カ所で開催しています。各開催場所では、手作りの工芸作品やカラオケ、踊り、体操など、参加者が内容を考え、年間を通じて活動。この日、うち9カ所の活動団体が、日頃の取り組みの成果を発表しました。1年間こつこつと積み重ねた成果を発表するこの機会は、他団体と情報交換するだけでなく、やりがいある活動の原動力につながります。丁寧に作られ、幾度もの練習がうかがえるその成果を発表する高齢者の姿は堂々と、そして活き活きとしていました。

 

活動発表の後には、落語家・真打の三遊亭楽春師匠を迎えての講演会「笑いの効果で介護予防」を開催。心理カウンセラーや健康生活支援講習支援員などの資格を持つ師匠は、「想像することや笑うことは、認知症予防やボケ防止、ストレス解消に効果があります」と話し、介護予防の題材を交えた落語で、会場を笑いの渦で包みました。