大空を独り占め

10月13日、三沢市墓地公園において凧揚げ会が開催され、日米6組・14人の親子が参加しました。

 

これは、三沢市公園緑化公社が実施する公園利用促進事業のひとつで、今では見かけることが少なくなった凧揚げを広い公園で楽しみながら、参加者同士が交流を深めることを目的に開催されたものです。

 

「日本の凧の会」は全国各地に支部を持ち、凧を通じた国際交流活動や凧揚げ・凧作り教室を積極的に行う凧愛好家による国内最大の組織。この日、同会津軽支部長の櫻庭さんが講師として迎えられました。

 

初めての人でも簡単に凧を揚げることができるよう、公社職員と講師がある程度完成された状態の凧を事前に準備。始めに同公園管理事務所内で、ペンを使って自分好みに凧の絵付けが行われました。似顔絵やキャラクター、ロゴなどを描き完成した愛着湧く凧を持って、いざ外へ出ると、風が強く絶好の凧揚げ日和!大空いっぱいおもいっきり揚げられるよう、電線の無い芝生広場が凧揚げの会場に選ばれました。

 

糸の巻き方やリールの使い方など、櫻庭さんから手ほどきを受けながら順々に凧を揚げていく参加者たち。凧は、風に生命を与えられたかのように高く、そして驚くほど長時間滞空し続けていました。

 

この日、3人で参加したヴィタリーさん親子の父親、マイケルさんは3歳の頃、アメリカンスタイルの凧を作ったことがあるそうで、久しぶりの凧揚げに「素晴らしいです!楽しい!」と話し、とても素敵な笑顔。どの親子も、お父さんが童心に返って子どもと一緒に夢中ではしゃぐ姿が印象的でした。