ゆめみる職業に就く、地域の先輩からのアドバイス

10月23日、公会堂で「仕事に学び、人に学ぶ、ゆめ推進事業」が実施されました。

 

さまざまな職業に就く地域の人々から、その仕事の魅力ややりがい、仕事に就くまでに学ばなければならないことを直接聞くこの事業は、市と市教育委員会が進める「地域の教育力」を生かした地域一体型学習の一つ。子どもたちが将来の夢を実現させるために、早い段階から目的や意識をしっかりと持って学習に臨んでほしいと毎年開催し、子どもたちのアンケートに応じた職業で活躍する多くの地域の人々がボランティアで講師を務めています。今回は市内小学校に通う6年生児童424人が参加。弁護士や税理士、看護師、元キャビンアテンダント、消防士など16職種・19人の講師から、希望する2つの職種について貴重な授業を受けました。

 

この授業を受けるまでは、その職業の良い点や華やかなイメージに魅力を感じていた児童たちですが、講師から職業に就くまでの道のりや必要な知識・技能、苦労していること、感じているやりがいなどを聞き、より具体的な職業を知ることができたようです。

調理師としてパンを作り続けているカフェマティエールの池崎さんは、自らの経験をもとに「どんな職業にも、楽しいこともあれば大変なこともあります。その仕事をやりたいと思ったなら、つらいと思っても2~3年は続けてほしい」と話し、講義の中で自ら作ったパンを児童たちへ。食べる笑顔を見ながら「これが食べ物の持つ力だと僕は思います。皆さんにも、やりがいが持てる仕事に就いてほしい」と先輩からの言葉を伝えました。