地元食材・料理の魅力と伝える人々の笑顔に心温まる

食べ物を、よりおいしく感じる「食欲の秋」。

海の幸から山の幸まで、多くの地元の食材や料理が集まる『食の祭典』「みさわ地産地消」フェアが、10月28日、アメリカ広場ほかの会場で開催されました。

 

毎回多くの地元の「食」が集まるこのイベント。漁協では、女性部の皆さんが元気に新鮮なイカ・イワシの炭焼きやホタテ汁をふるまい、「バラ焼きドッグ」でお馴染みの商工会青年部は、上北町で開催されたピザイベント「P-1グランプリ」に出店した「バラ焼きピザ」を新たに提供!また、地元B級グルメとして定着してきた道の駅みさわの「エアフォースバーガー」や三沢畜産公社の「パイカ鍋」、JAおいらせの「ながいもスティック」や「ごぼううどん」、味彩の会の「いも餅」などが会場内にずらりと軒を連ね、あたたかい湯気と美味しそうな香りを漂わせました。

昼ごろには会場いっぱいにあふれ、店先に行列を作った来場者。県外から初めて三沢に訪れたという来場者の一人は、他にはない料理がたくさんあることに驚いたとのことです。道の駅みさわ産直友の会が作る「串もち」の昔から変わらない美味しさに、舌鼓を打ち、「おいしい!」と感想を漏らしていました。

 

また、別会場の石岡スポーツ東側空き地では、商工会や三沢商業高校生徒が、地元食材や料理の販売を実施しました。毎年、授業の一環としてテーマ毎に企画やマーケティング、製品の試作、販売などを実践している三沢商業高校。この日も農協や漁協、商工会などと連携する生徒約20人がトレードマークの赤い半纏を羽織って、パイカ丼やイカ、ごぼう茶、ながいもアイスなどを積極的に来場者へとPR。地元食材の良さや工夫を重ねた料理の美味しさなどを、市内外から訪れた人々に伝えていました。

 

農業や漁業、商業に携わる人々、準備や運営などイベント実現のために尽力した「まちづくりコンソーシアム三沢」をはじめとする市民団体、そして商工会や市が一緒になって盛り上げたこの「地産地消フェア」。三沢の食の魅力をとおして、美味しさが笑顔を作り、会場全体に伝わっていく。そんな、あたたかいイベントとなりました。