英語を積極的に学ぶため、リズムをとって楽しく ”Hello !”

三沢市は、平成17年に英語教育推進特区の認定を受け、翌年度から学習指導要領に位置付けられていない英語教育の導入が市内全小学校で決定し、実施されています。

 

10月31日、その指導方法を検討する、「三沢市英語活動科授業研究会」が古間木小学校で開催され、市内に加えて、おいらせ町や六ヶ所村の教員やAET(英語指導助手)約40人が参加しました。

 

当日は公開授業が設けられ、参加者は古間木小学校でAETによって、実際に行われている授業風景を見学。同校では、英語により、なじみやすいように歌やゲームを取り入れるなど工夫した授業を行っています。音楽でリズムをとりながら英語を発声することで、英単語が自然と身に付いているようでした。

 

授業終了後、参加教員らは集まって英語教育についての意見を交換。児童は、文章だけの勉強になってしまうと、どうしても興味をなくしてしまいがちとのことで、「生きたものとして英語を身に付けていくために、日常生活に身近な言葉を中心に、楽しい授業で英語を学んでいくことが必要です」などの意見が挙げられていました。

 

この日の公開授業で、担当教員と一緒に英語を教えたAETのジェームズ先生。「アメリカ人の父、日本人の母を持つ私は、日本で外国語を話すことの恥ずかしさ、学ぶことの大変さがよくわかります。だからこそ、日本の児童に英語を教えたいという想いが強い。授業を重ねるごとに、児童から新しいことを学びたいという気持ちが伝わってきます。児童が成長していくのを感じるのが、私のやりがいと楽しみです」と、英語を教える喜びについて話していました。