華やかな舞台で魅せる、米空軍エンターテイメントショー

11月14日、三沢市公会堂で「トップス・イン・ブルー2012三沢公演」が開催されました。

 

トップス・イン・ブルーは、アメリカ空軍に在籍する軍人の中から、選ばれた者だけで構成される音楽隊で、その設立は1953年。現在も世界各国を股に掛けてワールドツアーを慣行しています。

 

この公演は元々、基地内の格納庫で開催されていたもの。平成20年に初めて基地の外の三沢市公会堂で開催されて以来、毎年、同会場で公演が行われるようになりました。本来、基地内でしか見ることができない貴重な公演を日本の人たちも楽しめるようになったことで、毎年たくさんの観客が「トップス・イン・ブルー三沢公演」に足を運んでいます。

 

いつも無料で開催されている同公演の入場には、事前に配布されるチケットが必要ですが、毎年すべて無くなるほどの人気ぶり。今年も満員に近い観客で会場は埋め尽くされました。

 

LED照明を多用したステージセットは、曲と踊りに合わせてイルミネーションが華やかに変化。さらに、バラエティーに富んだ曲とともに目まぐるしく入れ替わる衣装。表情豊かで乗りがいい演出は、まるでアメリカにいるような雰囲気を感じさせてくれます。

 

演奏された曲は、アップテンポからスローテンポまでさまざま。リズミカルな、ダンスで繰り広げられる曲には手拍子を打ち、バラード曲にのせて響き渡る美しい歌声には静かに聴き入る観客。時には、ステージから降りて客席の間近で歌やダンスが披露されるなど、エンターテイメント性の高いパフォーマンスに観客は興奮し、曲が終わるたびにたくさんの拍手が湧き起こっていました。

 

毎年必ず来ているという熱心なファンの姿も見かけられ、トップス・イン・ブルーはすっかり三沢に定着したイベントになっているようでした。