三沢の冬の定番「ほっき貝」が解禁に

12月1日、三沢漁港に今冬初となる「ほっき貝」が水揚げされました。

「ほっき貝」は関東以北の冷たい海域で獲れる2枚貝で、甘みや歯ごたえ、旨みを含むジューシーな味わいに加え、成人病予防につながる豊富な栄養成分を持っています。また、料理としては、生では刺身や鮨ネタとして、熱を加えれば貝の足先が橙紅色が変わり、貝焼き、煮・蒸し・和え物などとして幅広く味わえることも魅力のひとつです。さらに、全国でも有数の水揚げ量を誇る三沢漁港のほっき貝を特産品とする三沢市では、平成20年に「三沢ほっき丼」を開発。今年も市内飲食店30店舗が、調理法や味付けに工夫を凝らした「三沢ほっき丼」の提供が12月から開始されます。

 

三沢漁協を含む北浜海域ほっき貝資源対策協議会では、ほっき貝の乱獲を防ぐために、漁期や操業時間、1日あたりの水揚げ量などを取り決めており、漁ができるのは12月から翌年3月までの4カ月のみとなっています。この日はシーズン初ということもあって、ポイントを確かめながら漁をしてきた漁師らは8時半頃から帰港。この日、9カ月振りのほっき貝を心待ちにしていた漁業関係者は、三沢漁港に集まり、水揚げされた貝の状態を見定めながら初競りを行いました。