海鳴り太鼓を復興に導いた、三川目小学校PTA

12月14日、三沢市連合PTAの三上会長と三川目小学校PTAの千葉会長、河村副会長、同校の岩舘校長が三沢市役所を訪れ、「優良PTA文部科学大臣表彰」受賞を種市市長に報告しました。

 

去る11月22日、全国各都道府県の優良PTAを表彰する、年次表彰式が東京で開催され、青森県においては三つのPTAが表彰を受けました。そのうちの一つが三沢市の「三川目小学校父母と教師の会」です。

 

学区内に漁港があり、古くから海と関わってきた三川目小学校には児童が息を合わせて和太鼓を打ち鳴らす「海鳴り太鼓」と呼ばれる和太鼓演奏隊があります。しかし、平成23年3月に発生した東日本大震災による津波で、和太鼓などが流されてしまいました。「三川目小学校父母と教師の会」は、児童のために何とか復興させようと協賛会を立ち上げ、市内外からの協力を受けながら新しい太鼓を購入。昨年11月に三川目小学校で開かれた震災後初の学習発表会では、海鳴り太鼓を会場いっぱいに響かせることができました。こうした、地域と密接に連携した活動が評価され、表彰に至ったものです。

 

この日、三川目小学校PTAの千葉会長は「海鳴り太鼓を復興させることができたのは皆さんの協力のおかげ。この表彰は三沢市全体のものです」と喜びを話していました。