地域に伝わる「芸能」と「食」で青森の魅力を伝える

青森県が誇る食や文化の体験を人のぬくもりと共に提供し続けている星野リゾート 青森屋で、1月1日と2日の2日間にわたり、『正月 じゃわめぐ祭り』が開催されました。同施設では前経営者によって8年前までも芸能大会が開催されていましたが、民事再生法の手続きを受け、星野リゾートが経営を始めてからは初。装いも新たに『青森の芸能と食の祭典』として開催されたものです。

 

古くから民謡や和楽器、踊りといった郷土固有の芸能が多く根付いている青森県。その芸能を首都圏をはじめ県外から青森屋に訪れている宿泊客らに披露しながら、互いに楽しみ合い、地域と青森屋が共に『じゃわめぐ(ぞくぞくする、心騒ぐ)』ほど賑わってほしいという同施設スタッフの想いがこのイベントの開催に込められています。

民謡、新舞踊、歌謡曲、和楽器、子どもの部と、5つの部門に分かれて市内外からエントリーした芸自慢の参加者は40組。初日には全ての参加者が出場する予選大会が行われ、審査結果による優秀者が2日目の決勝大会で競い合いました。会場である青森屋内「みちのく祭りや」には出場者以外にも多くの観客が訪れ、独特のリズムで紡がれる民謡やしなやかな手足・腰の動きに目を奪われる手踊り、繊細かつ迫力ある三味線の演奏などに陶酔。参加者中最年少である6歳の少女も、一緒に参加した姉に負けじと堂々と民謡を唄い上げ、観客から大きな拍手を受けていました。

 

また、期間を同じくして同施設内「じゃわめぐ広場」で『ご当地グルメ食祭り』を開催。三沢のパイカ鍋やチーズロールをはじめ、七戸バーガーやせんべい汁、おいらせだるま芋へっちょこ汁など県内市町村のご当地グルメが屋台で提供されました。今回、芸能と食で青森の魅力を伝えた星野リゾート 青森屋では、今後も地域と関わりながら季節に合わせたイベントを開催していきたいとのことです。