威風堂々の行進に集まる信頼の眼差し

消防出初式は、地域の人々が結成する消防団が、「自らの地域は自ら守る」という郷土愛護の精神の確立と士気高揚を図ることを目的に行う年頭行事。1月20日に行われた本年の出初式に、消防団員317人を中心として消防本部、航空自衛隊、米軍、婦人防火クラブから合計369人と車両27台が参加しました。

 

小雪舞う厳しい寒さの中、総合体育館前などの幹線道路で行われた観閲式では、整然と並ぶ全団体を種市市長が巡閲し、服装や、車両の機械器具を点検。その後、地域の人々が見守る中、威風堂々と分列行進する消防団員や車両の勇姿が披露されました。

 

公会堂の小ホールに会場を移して行われた式典では、消防団員として永年勤続した退団者14人へ種市市長から感謝状が、勤続5年以上で成績優秀かつ他の模範となる団員13人に山本消防団長から表彰状が授与。また、種市市長は式辞の中で、各関係機関の協力と表彰者の永年にわたる尽力に感謝し、頼もしく堂々と行進した消防団員へ「地域に最も身近な防災組織である消防団は、防災活動の中核。市民の安全と安心を守るために、さらなる精進をお願いしたい」と激励の言葉を贈りました。山本消防団長からの訓示や、列席した来賓からの祝辞を受けた消防団員らは、最後に万歳三唱を行い、今年1年の活動に向け士気を高めました。