奥が深い読みと駆け引きに大会は白熱

1月27日、市民の森老人福祉センターにおいて、同施設の管理を行っている(財)三沢市自治振興公社主催による、『ゴニンカントランプ大会』が開催されました。

古くから津軽地方に地域の娯楽として根付き、別名『津軽トランプ』とも呼ばれている『ゴニンカントランプ』は、5人1組で行われ、『関係』グループ2人と『無関係』グループ3人が、配られた10枚の手札を駆使して絵札を取り合い、その獲得枚数で勝敗を決するというもの。複雑に繰り広げられる心理戦が特徴です。

この日集まった25人の参加者は、5組に分かれてそれぞれ座布団を囲み、個人と団体の成績をそれぞれ競い合いました。相手の手の内を読みながら切る手札を吟味する、奥の深い読みと駆け引きに会場はヒートアップ。ここぞという勝負の時、熱くなった参加者からは「おりゃっ!」と気合のこもった声が。札を切る手にも思わず力が入り、カードがパシリ!と座布団に打ち付けられていました。

熱戦の末、勝利を喜ぶ者、敗北を悔しがる者と参加者たちの表情はさまざまでしたが、この日初めて顔を合わせた者同士でも、競技を通じていきいきと交流を深め、大会を満喫していました。