地域のお宝はあなた自身! 三沢の『マチヅクラー』になろう!

2月2日、三沢市国際交流教育センターで「地域次世代リーダー育成セミナー」の第1回が開催されました。

 

このセミナーは、地域と行政が互いに役割を担いながら対等の立場でつくる「協働のまちづくり」を進めるにあたり、地域の人々が持つさまざまな知識・経験を生かし、自らの手で活動を企画・実践できるリーダーを地域に育むこと、また「協働」への地域全体の意識を高めることが必要と考えた市が企画・主催したもの。主旨に賛同した性別、年代、職業も異なる10人が参加し、今回を含め全3回にわたり、講師の話を聞きながら参加者同士で話し合い、発見と研鑽とともに三沢市のまちづくりをリードする「マチヅクラー」を目指します。

 

全3回を通じて講師を務めるのは、仙台市在住で「まちづくりFacilitation 夢工房」に参加する足立千佳子氏。足立氏は冒頭で自己紹介すると共に、専門知識を持たない主婦でありながらボランティア活動を続ける現場で多くを学び、特に東日本大震災後は被災地経済のために多岐にわたる分野で活発に展開してきたコミュニティビジネスなど、自身の活動を紹介。「『三沢のマチヅクラー』目指して、これまで経験してきた事例をもとに、皆さんの疑問や感想なども加えながら進めていきたいと思います」とあいさつしました。

 

第1回はファシリテーション講座。行政への住民参加の方法や段階、会議・話し合いの手法である「ワークショップ」などを紹介する足立氏。「ファシリテーターとは、ワークショップのルールを守りながら参加者が安心して作業するための『水先案内人』です」としてその心構えなどを説明しました。また、その後、参加者は3班に分かれ、個々が考え付箋紙に書き込んだ地域課題を模造紙の上に貼り付けました。班の中で意見を交わしながら課題を分類する中で新たに生まれる発見。参加者一人ひとりとしては考えもしなかった、思わぬ方向からの視点で生まれる新たな発想に、活発な意見が交わされていました。