「子育てにやさしい社会」をめざして

地域子育て支援イベントの様子 10月20日、公会堂大ホールにおいて、第22回となる地域子育て支援イベントが開催されました。

 「なぜ、今子育て支援が必要か?」を表題として講師を務めたのは、八戸市出身でNPO法人「びーのびーの」を設立した奥山千鶴子氏。自ら子育てをしながら子育て支援NPOを設立・運営しながら多くの子育てを助けてきた経験をもとに講演を行いました。

 少子化が進む現代では、約半数の母親が幼少の子育て経験がないままに初めてわが子を手にし、祖父母のいない核家族で子育てが孤立しがちな現状にあることを話し、地域がサポートすることによって親が経験を積み、力を発揮できるようになる社会の必要性を事例を交えながら解りやすく説明しました。

 この日集まった参加者は約600人。地域団体や保育士、PTA、学校などなど、三沢商業の高校生まで。地域社会を構成する様々な人が集まり、真剣に耳を傾けました。

 主催者である三沢市保育事業研究会は、「このイベントが子育てを社会全体に理解してもらうきっかけになればと考えている。これからは保護者の方にもより参加を求め、力を合わせて頑張りたい」と力強く話してくれました。