「定住したい」と思える圏域づくりの具体策に、専門家からの意見を求める

2月25日、三沢市役所で第2回となる「上十三・十和田湖広域定住自立圏共生ビジョン懇談会」が開催されました。

 

定住自立圏構想とは、生活機能を確保しつつ地方における定住の受け皿となる圏域を形成し、特別交付税など財政措置を受けながら、圏域市町村が共に抱える課題などを解決するために連携して事業を行う取り組み。青森県内では既に、八戸市と弘前市を中心にそれぞれの圏域が形成されています。県内3番目となる上十三地区では、十和田市と三沢市の両市を中心に、上十三地域の7町村と秋田県小坂町で囲む10市町村による「上十三・十和田湖広域定住自立圏」を形成。昨年3月の共同中心市宣言から条例制定などを進め、同年10月に協定を締結。現在は具体的な連携内容となる「共生ビジョン」の策定に取り組んでいます。

 

この懇談会は、圏域市町村で構成する事務局が作成した具体的な連携事業とその内容である「共生ビジョン」の素案に対し、圏域内の教育や福祉、産業振興などさまざまな分野で活動する人々から専門家としての意見を求めるもの。圏域内から22人が委員として選ばれ、2月6日に十和田市役所で第1回懇談会を開催。事務局の説明を受け、委員からはそれぞれの知識や経験をもとに、さまざまな意見が出されました。この日開催された第2回では、2月6日から19日にかけて実施したパブリックコメントの結果や第1回懇談会の要旨などが事務局から説明され、委員からさらなる意見が求められました。

 

※上十三・十和田湖広域定住自立圏については「広報みさわ」2012年11月号に特集記事を掲載しています。