健康と美容に優れた食品、きのこを菌から育ててみよう

3月16日、墓地公園内の管理棟において、「きのこ植菌体験会」が開催されました。
 

これは、(財)三沢市公園緑化公社が、緑化思想の普及啓発活動の一環として昨年度から開催している体験会。きのこ栽培についての講話と植菌実習を通して、参加者に自然の恵みへの関心を持ってもらうことが目的です。

 

実習に先駆け、講師として招かれた上北地域県民局・林業振興課の野呂主幹らが、「きのこには、生活習慣病の予防効果や、骨を丈夫にする働きがあり、健康と美容のために優れた食品」と、紹介。さらに、きのこの種類や人工栽培の方法などについて説明すると、集まった20人の参加者は熱心に耳を傾けていました。

その後、用意された約90センチの原木に、菌を植えるための穴を電動ドリルで空けていく参加者たち。なめこの菌が養殖された、約2センチの「種駒」を原木の穴にハンマーで打ち付けて植菌作業は完了。きのこと言えば、うす暗くてジメジメした環境が成長によいと思われがちですが、なめこに関しては、適度に明るく、水はけと風通しのよい場所が成長に適しているとのこと。植菌した原木の管理方法について教わった参加者は、家庭で育てるなめこの成長に期待を寄せながら、原木を持ち帰っていました。

順調にいけば来年の秋ごろにはなめこの収穫が可能で、約3年間は毎秋、同じ原木から収穫を楽しめるとのことです。収穫の時期が楽しみですね!