援護を必要とする人々を災害から守るため、民間と市が協力

3月27日、三沢市総合社会福祉センターで、福祉避難所の確保に関する協定の調印式が行われました。

 

大規模な災害が発生し、避難勧告や避難指示が発令されると、多くの人々が既定の避難所に集まり、長期間ともなり得る避難生活を送ることになります。福祉避難所とは、通常の避難所生活では身体的・精神的ケアなど特別な配慮が必要とされる、障がいを持つ人や要介護者のために開設する特別の避難所。通常避難所からの移送あるいは自主的に避難してきた、要件を満たす要援護者を受け入れ、一人一人の状況に合せた福祉サービスや医療支援などを行うものです。受入期間は原則7日以内で、所要の実費や福祉避難所の管理運営経費などは市が負担。一定の広さや設備を整えた施設を指定し、その施設を運営する団体と災害対策本部となる市が運用方法や費用負担などをあらかじめ決めておくことで、要援護者が災害から受ける負担を速やかに軽減・保護します。

 

今回、この取り組みに同意した10の法人・団体が所有し、福祉避難所となったのは28施設。この日は9つの法人・団体の代表者が三沢市長とともに出席し、要援護者の受け入れや受入期間、必要物資の提供、費用負担などについて取り決めた書面に調印。福祉避難所を指定する協定を締結しました。(協定の期間は4月1日から翌年3月31日までで、1年間ごとに自動更新)

 

三沢市は、平成23年2月に災害時要援護者避難支援計画を策定しましたが、同年3月に起こった東日本大震災での経験から全国的に求められた要援護者対策を急務として、市内法人・団体と協力しながら福祉避難所の整備を進めてきました。協定調印後に種市市長は、喜びと感謝、そして「この協定のもと連携をますます強め、民間と行政が一体となり『安心して暮らせるまちづくり』を共に進めていきたい」と決意の想いを伝えました。

 

 今回、福祉避難所に関する協定を締結した法人・団体と施設

法人・団体 施設
有限会社 ケアサポート三沢 赤とんぼ
赤とんぼ花園
社会福祉法人 常光会 松園ひばり苑
堀口ひばり苑
医療法人 仁泉会 にこにこプラザみさわ
社会福祉法人 同仁会 やすらぎ苑
社会福祉法人 楽晴会 松原コラボ
松原ぬくもりの家
シニアライフ大津
栄町コラボ
栄町ぬくもりの家
松園デイサービス
松園ケアラウンジスカイ
松園グループホーム
岡三沢コラボ
岡三沢ぬくもりの家
三沢デイサービス
三沢老人ホーム
トライアルセンタボイス
児童デイサービスひかり
NPO法人 ラ・シャリテ シルバーピュア
シニアパンション平畑
シニアパンション下久保
NPO法人 ぴあ ハナハナ
社会福祉法人 誠友会 グループホーム木崎野の家
あぐりの家
社会福祉法人 北心会 わがんせ
社会福祉法人 三沢市社会福祉協議会 ワークランドつばさ