平成30年度の取り組み
オリンピック・パラリンピック関連事業実施状況
手話うたLesson(平成31年2月9日)
東京2020大会を契機に、共生社会の実現に向けて様々な取組を進めている中、障がいやコミュニケーションについて考える機会として、手話うたコーディネーターのTomosuke(鈴木智輔)氏を講師に迎え、手話うたLessonを開催いたしました。
この日は、約20名の参加者が、Tomosukeさんから、どのように表現することで歌の内容や背景を相手に伝わるのかなどの話を聞き、「ハナミズキ」という歌に合わせて、手話うたを実践しました。
手話うたが初めての人や手話自体が初めてという参加者もいましたが、笑顔が絶えることは無く、とても楽しいLessonとなりました。
トップアスリート派遣事業(平成30年12月10日)
古間木小学校に、アトランタ・シドニーオリンピックにボート競技で出場し、現在、ナショナルチームのコーチを務めるむつ市出身の吉田理子さんを講師に迎え、トップアスリート派遣事業を行いました。
吉田さんの掛け声のもと、全校児童が体育館を所狭しと動きまわり、笑顔と明るい声で溢れました。
ボールを使うなど、様々な運動を行いましたが、高学年の児童が低学年の児童を、また同じクラス同士でサポートしながら活動する様子は、古間木小学校の児童のやさしさ・思いやりとチームワークの良さが表れていました。
事業の終わりには、吉田さんのこれまでの経験を踏まえた講話があり、子どもたちは熱心に耳を傾けていました。また、積極的に質問する姿も印象的でした。
「あすチャレ!運動会 in MISAWA2018」(平成30年12月1日)
パラスポーツを取入れた競技をチーム対抗で行う、「あすチャレ!運動会in MISAWA2018」(主催:三沢市、三沢市共生社会ホストタウン推進実行委員会)を開催しました。
2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機に、共生社会の実現を目指している三沢市は、共生社会ホストタウンにも登録されており、パラスポーツを通じて「障がい者にとってのバリアへの気付き」や「リアルコミュニケーションの大切さ」などを感じ、考えてもらう機会として「あすチャレ!運動会」を開催しました。
運動会には、市内の団体や企業から12チームが参加しました。米軍や自衛隊、国際交流団体なども参加し、まさに、三沢ならではのチーム構成となりました。
1チーム15人ほどで構成された各チームは、ゴールボール、ボッチャ、シッティングバレーボール、車いすポートボール、車いすリレーの5つの競技を行いました。
年齢や性別の違い、体力差、障がいの有無に関わらず、誰もが一緒に楽しむことができる「あすチャレ!運動会」に会場は大いに盛り上がりました。
また、この日は、おいらせ農業協同組合から、長いもすいとんが、三沢漁業協同組合からは、この日が解禁日のほっき貝の炭火焼きが提供され、参加者が三沢の特産品を使った地元料理に舌鼓を打ちました。
なお、優勝は三代目ホルモンズ(三沢市消防本部)となりました。
※参加チーム
「WAR EAGLES(米海軍三沢航空基地隊)」「MISS VEEDOLS(米海軍三沢航空基地隊)」「チームシャーク(航空自衛隊三沢基地)」「航空自衛隊三沢基地」「三沢警察署」「The Avengers(みさわ国際交流協会)」「より、そう、ちから。ACTION(東北電力(株)三沢電力センター)」「チームAOGIN(青森銀行)」「三沢建設業協会A」「三沢建設業協会B」「三代目ホルモンズ(三沢消防本部)」「アップダウン(市役所上下水道部)」
パラリンピックサポートセンターwww.parasapo.tokyo/topics/11589
東京2020公認プログラム
東京2020オリンピック・パラリンピック大会に向けた
「心のバリアフリー」絵画コンクール表彰式
(平成30年11月29日)
市内の小学生を対象とした、東京2020公認プログラム東京オリンピック・パラリンピック大会に向けた「心のバリアフリー」絵画コンクール(主催:三沢市・三沢市教育委員会、共催:日本航空株式会社)の表彰式を開催しました。
この絵画コンクールは、東京オリンピック・パラリンピック大会を契機に、共生社会の実現を目指している中で、日本航空株式会社(JAL)との共催により、昨年度から実施しているものです。
表彰式には、高学年の部と低学年の部で最優秀賞を受賞した児童各1名、優秀賞を受賞した児童各2名が参加しました。
最優秀賞の児童には賞状のほかJALから三沢-東京間の往復航空券とモデルプレーンなどが、優秀賞の児童にはクリアファイルやタオルなどが、副賞として贈られました。
表彰後には種市市長から、素晴らしい作品を描いてくれたことや、三沢市のオリンピック・パラリンピックに関する取組を一緒に盛り上げてくれていることに、感謝の言葉が送られました。
なお、コンクールに入賞した児童39人全員に賞状とJALからの副賞が贈られるとともに、応募してくれた323人の児童全員に参加賞としてレターセットがJALから送られました。
トップアスリート派遣事業(平成30年11月28日)
夏季・冬季両方のパラリンピックに出場した坂本朋子さんを講師に迎え、木崎野小学校で、トップアスリート派遣事業として、シッティングバレーボールの体験授業を行いました。
シッティングバレーボールの日本代表として北京パラリンピックに参加した坂本さんと、八戸市のシッティングバレーボールで共に活動しているメンバーの方々が、ルールの説明やウォーミングアップ、パスなどの基本的な動作などを教えてくれました。
その後、クラス対抗で試合を行い、児童の後は先生方のチーム対坂本さんのチームで試合を行い、体育館は子どもたちの歓声と笑い声に包まれました。
坂本さんから、障がいの有無などに関わらずスポーツができること、目標や夢に向かって取り組むことの大切さなどがメッセージとして伝えられ、子どもたちは真剣なまなざしで坂本さんのお話を聞いていました。
食育に関する出前授業について(平成30年11月26日)
おおぞら小学校の5・6年生を対象に、株式会社明治による食育の関する出前授業「パワー!ひとくちの力」を実施しました。
株式会社明治は、東京2020オリンピック・パラリンピックゴールドパートナーですが、共生社会ホストタウン・ホストタウンに登録されている当市の取組に賛同いただき、今回の実施にいたりました。
多くのトップアスリートや競技団体の栄養管理などをサポートし、また、乳製品などをはじめ数多くの食品で実績のある同社ですが、バランスのよい食事・適度な運動・しっかりとした睡眠の大切さなどをわかりやすく説明していました。
この日、トップアスリート派遣事業で同校を訪れていた八戸学院大学男女ラグビー部ヘッドコーチの山下祐史さんも児童と一緒に出前授業に参加し、現役時代はもちろん指導者となった今でも、バランスのよい食事を心がけていることを子どもたちに伝えていました。
授業の最後に、全員で(株)明治オリジナルの「ミルクで元気体操」を実践するなど、同じ日に体験したタグラグビーと併せて、食事・運動・睡眠の大切さを実感・認識する一日となりました。
トップアスリート派遣事業(平成30年11月26日)
おおぞら小学校に、講師として山下祐史さんをお迎えし、トップアスリート派遣事業を実施しました。
山下さんは、ラグビートップリーグで活躍後、現在は八戸学院大学男女ラグビー部でヘッドコーチを務めるほか、県内外の学校で講師を務めるなど、幅広くご活躍されたいます。
この日は、5・6年生の児童約40名を対象に、ラグビーボールを使ったり、タグラグビーの体験を取り入れたプログラムを実施しました。
普段、なかなかやったことのないラグビーの動きに、当初は戸惑う児童もいましたが、あっという間に楽しさが上回り、時間が足りなくなるほど、大いに盛り上がりました。
最後は、ラグビーを通じて山下さんが学んできたことや感じたことなどを、やさしく丁寧に子どもたちに伝えていました。
また、山下さんと一緒に給食を食べる時間には、現役時代のことや現在の活動などについて、子どもたちからたくさんの質問が出され、昼休みには、山下さんも参加したボッチャ体験を行いました。
ユニバーサルマナー教室(平成30年10月30日)
今年度最後となるユニバーサルマナー教室を、おおぞら小学校で実施しました。
受講したのは3・4年生の児童で、4年生は2年連続での受講となります。
講師を務めていただいた原口淳さんと4年生の児童は、再会という形となり、今年初めて原口さんと会う3年生の前で、ネタばらしをして笑が起こるなど、終始和やかな雰囲気で行われました。
グループワークは学年をまたいで行ったため、4年生が3年生をサポートするなど、このプログラムで伝えたい「自分とは違う誰か」のために行動する姿が、とても印象的でした。
ユニバーサルマナーアカデミックプログラム(平成30年10月29日)
第二中学校1年生約70人が、ユニバーサルマナーアカデミックプログラムを受講しました。
小学校ではユニバーサルマナー教室として実施していますが、中学校では、時間も長く、障がい擬似体験や対応を実践するなど、より深い内容での実施となりました。
講師の原口淳さんから、ユニバーサルマナーを必要としている人はどんな人なのかについてなどの話のほか、人との違いについてや、目が見えない方に情報を伝えるワークなどを行い、言葉からだけではなく、実体験としてユニバーサルマナーを学びました。
受講した生徒全員に、修了証をお渡ししましたが、ぜひ修了証を見るたびに、ユニバーサルマナーについて振り返り、実践してもらえればと思います。
ユニバーサルマナー教室(平成30年10月12日)
木崎野小学校でユニバーサルマナー教室を行いました。
講師の原口淳さんは、昨年に続いて木崎野小学校にお越しくださいました。学校では、ブラインドサッカー選手でもある原口さんをイメージした絵を用意するなどして、歓迎してくれました。
受講したのは5年生の児童。はじめは、これまで聞いたことが無いユニバーサルマナーという言葉に意味を一生懸命に考えていましたが、原口さんのお話やクラスメートとのグループワークを通じて、その言葉の意味や原口さんが伝えたいことを、しっかりと感じ取っているようでした。
木崎野小学校の子どもたちが、障がいの有無や高齢の方、小さいお子さんと一緒の方だけではなく、友達も含めた自分以外の誰かに思いやりと配慮をもって接することを、今すぐに実践してくれる様子が目に浮かびます。
エキシビションマッチ(平成30年10月8日)
カナダ代表チーム対日本代表チームのエキシビションマッチが、三沢市国際交流スポーツセンター初の国際試合として開催されました。
このエキシビションマッチは、カナダチームが三沢市でのキャンプ期間中に、日本チームとの合同トレーニングを行うことになったことから実現したものです。
この対戦は、リオデジャネイロパラリンピックの3位決定戦の再現(その時は日本チームが勝利)であり、また世界ランキング的にも日本が3位、カナダが4位ということで、文字通り世界最高峰の戦いです。
両チームともに若手が多いチーム構成ですが、日本は8月の選手権で優勝したチームであり、カナダはウィルチェアーラグビー発祥の国であることから、激しく見ごたえがある試合となりました。
観戦に訪れた約700人の方々の多くが、初めてウィルチェアーラグビーを観るという方がほとんどでしたが、車いす同士の激しいぶつかり合いや緻密な作戦、華麗なパスワークなどに大きな歓声と拍手が沸き起こりました。
試合の前に開催したウィルチェアーラグビー体験会には、なんと飛び入りで日本チームの永易選手が参加し、子どもたちと触れ合うなど、試合以外でも盛り上がり、全ての人の印象に残る1日となりました。
エキシビションマッチ開催にあたりご尽力をいただいたカナダ・日本両チームの選手・関係者の皆さまに心からお礼申し上げます。
学校訪問事業(平成30年10月5日・三沢小学校)
ウィルチェアラグビーカナダチームの全選手・関係者が、事前キャンプ期間中の10月5日に、三沢小学校を訪問しました。
今回の学校訪問は、キャンプで訪れた三沢市において、トレーニングだけではなく、市民の方々と交流し触れ合いたいというカナダチームの希望を受け、実現したものです。
このプログラムに参加したのは、今年の春からパラスポーツについて勉強し取り組んできた5年生の児童です。子どもたちは、ウィルチェアラグビーや選手たちの生活のことなどについて、直接話を聞き質問をするなど、緊張しながらも積極的に会話をしていました。
その後、選手の競技用車いすの操作方法について学び、実際にミニゲームでウィルチェアーラグビーを体験しました。
車いす同士がぶつかった時の音や衝撃に、最初は驚いていた子どもたちも、時間の経過とともに音や衝撃にもなれ、中には、華麗な操作とパスワークを見せる児童もいるなど、会場は大いに盛り上がりました。特に、パンクしたタイヤを一瞬で交換するメカニックの作業には、大きな歓声があがりました。
最後は、児童や選手をはじめ、参加者全員で円陣を組み、カナダチームが実際に行っている掛け声をあげて終了しました。
選手たちの多くがは、三沢に滞在している中で最も印象的な出来事の一つに学校訪問と話していましたが、子どもたちにとっても、一生忘れることのできない貴重な時間になったものと思います。
ウィルチェアーラグビーカナダチーム事前キャンプ(平成30年10月2日~11日)
ウィルチェアーラグビーカナダチームの事前キャンプが10月2日から10日間の日程で開催されました。
事前キャンプが実施されるのは、今回が初めてで、練習は国際交流スポーツセンターで行われ、宿泊は国際交流教育センターを利用しました。
今回のキャンプは、東京パラリンピック大会に向けた強化とともに、三沢の気候や練習施設などの環境に慣れることも目的の一つとして掲げられ、練習と並行して、施設の確認なども行われました。
期間中は、延べ30人以上の市民の方がボランティアとしてキャンプを支え、おいらせ農協や三沢漁協の方々が地元の食材を使った料理を提供するなど、たくさんの方からサポートをいただきました。
スポーツセンターでの練習には、三沢小学校の児童やいちい幼稚園の園児が見学に訪れ、初めて見るウィルチェアーラグビーの迫力に驚きながらも、選手たちに声援を送っていました。
また、選手たちは、小学校を訪問したり三沢基地内を見学するなど、限られた時間の中で、市民と交流したり三沢の歴史・文化を知ることを楽しんでいました。
カナダチームのキャンプは、2020年までに、今後最大で4回行われる予定で、選手も次回のキャンプを今から楽しみにしているとのことです。
ぜひ、次回のキャンプにも、多くの方に、ボランティアや見学・交流など、様々な形で関わっていただければと思います。
トップアスリート派遣事業(平成30年9月13日)
第二中学校で、トップアスリート派遣事業を実施しました。
県内の車いすバスケットボールチーム青森JOPSの選手にお越しいただき、3年生の生徒が、実際に車いすバスケットボールを体験しました。
初めての車いすバスケットボールということで、競技用車いすの操作に戸惑いながらも、生徒同士、互いに声をかけあいながら取組んでいました。
その後、生徒全員をチーム分けし、ミニゲームを行いました。操作に慣れた生徒は、自在に車いすを操りシュートを決めるなど、楽しく、熱心に車いすバスケットボールを体験してもらいました。
また、この日は、県立六戸高校の生徒2名が、職業体験の中でこの事業に携わり、準備や運営、後片付けなどを手伝ってくれました。
最後に、青森JOPSの方からメッセージが送られましたが、今日の体験を普段の生活に生かし、また、オリンピック・パラリンピックの盛り上がりにも繋がればと思います。
ユニバーサルマナー教室(平成30年9月11日)
この日は、岡三沢小学校4年生約100人がユニバーサルマナー教室を受講しました。講師は、昨年に引き続き、原口淳さんです。
ユニバーサルマナーは、何のために必要なのか、などについて原口さんのお話を聞きながら、子どもたちは一生懸命に考えていました。
人との違いについて話し合うグループワークでは、時折笑顔を見せながら、意見を出し合っていました。最も多く違いをあげることができたグループには、ユニバーサルマナーのステッカーが送られました。
また、最後には、代表の児童にユニバーサルマナー教室を受講してくれたことに対する感謝状が手渡されました。
ユニバーサルマナー教室(平成30年9月10日)
上久保小学校で、今年初となるユニバーサルマナー教室を実施しました。
講師の原口淳さんは、視覚障害当事者でブラインドサッカー選手でもあり、自分自身の経験や生活のことなども踏まえながら、児童たちにお話をされました。
この日受講した4年生の児童は、真剣な中にも楽しそうに話を聞いており、また、積極的に質問をするなど、原口さんが伝えたいことをしっかりと受け止めている様子でした。
最後には、原口さんが使っている視覚障害の方でも時間がわかる腕時計に興味を持ち、行列を作って見たり触れたりしていました。
トップアスリート派遣事業(平成30年7月17日)
三川目小学校に、クロスカントリー選手として、リレハンメル・長野五輪に出場された青森県出身の長濱一年さんを講師としてお迎えし、トップアスリート派遣事業を実施いたしました。
長濱さんは、選手として活躍された後に、指導者としても活躍されており、現在は、日本障害者スキー連盟ナショナルチームヘッドコーチとして指導されており、3月に開催された平昌パラリンピックでは、新田佳浩選手を金メダルと銀メダルに導きました。
この日は、全校児童と一緒に、長濱さんが考案したチームワークで取り組むゲームなどを行いました。
最後には、長濱さんからのメッセージとともに、この日のために長濱さんご自身が作成したメッセージDVDが披露され、その映像は子どもたちや先生方にとって、とても心に残る素晴らしいものでした。
長濱さんは、チームワークの大切さや他者を思いやる心、諦めないことの大切さなどを、一言ひとこと、優しい口調で語りかけていました。
スポーツ義足体験授業「ユニバーサル・ラン」(トップアスリート派遣授業)(平成30年7月13日)
上久保小学校の5年生の児童を対象に、スポーツ義足の体験授業「ユニバーサル・ラン」を、トップアスリート派遣授業として実施しました。
「ユニバーサル・ラン」は、(株)LIXILが、スポーツ義足の体験を通じて、子どもたちに、心のユニバーサルデザインとモノのユニバーサルデザインについて感じて考えてもらうことで、ユニバーサル社会の実現のために提供しているプログラムです。
授業は、【見る】(パラリンピアンの試合映像、義足の使用方法)、【する(体験・交流)】(競技用義足体験、パラリンピアンとの交流】、【学ぶ】(障がい者スポーツ用義足に関する講座、共生社会に向けた心の在り方)の3つで構成されています。
この日は、シドニー・アテネ・北京・ロンドン・リオデジャネイロパラリンピックに5大会連続出場・5大会連続入賞している走り高跳びの鈴木徹選手がゲストアスリートとしてお越しになりました。
子どもたちは、鈴木選手から義足の使用方法などを聞きながら、実際にスポーツ用義足を体験しました。義足を使いこなすことの難しさを感じることで、アスリートの凄さを実感するとともに、いつもとは違う目線や視点を実感していました。
座学では、義足の種類や使い分けなどを学ぶとともに、障がいについてやみんなにとって暮らしやすい街について、活発な意見を出しながら勉強をしました。
最後は、鈴木選手と笑顔でハイタッチをして、授業を終えました。
トップアスリート派遣事業(平成30年7月5日)
三沢小学校の6年生の児童を対象に、トップアスリート派遣事業として、車いすバスケットボールの体験授業を行いました。
講師として、青森県内唯一の車いすバスケットボールチームである青森JOPSの皆さまにお越しいただきました。
テレビなどでは見たことはあるけれど、実際にはやったことがないという子どもたちは、チームで代表を務める高杉選手から、車いすバスケットボールに関する基礎知識やルール、魅力などについて話を聞いて、その後、実際に体験しました。
競技用車いすの操作を体験する場面では、思うように動かすことができず苦戦する子どももいましたが、みんな一生懸命に取り組んでいました。その後のミニゲームでは、大きな声を笑顔が、会場として使用した国際交流スポーツセンターに溢れていました。
体験授業の最後には、選手たちから、諦めないこと、努力することの大切さを子どもたちに伝えました。きっと、その言葉は、子どもたちの胸に残ったものと思います。
「I'mPOSSIBLE」を活用したオリンピック・パラリンピック教育事業研修会(平成30年7月5日)
国際パラリンピック委員会(IPC)公認教材「I'mPOSSIBLE」を活用した、教育事業研修会を開催しました。
今回の教育事業研修会は、オリンピック・パラリンピック教育の普及・啓蒙を図るとともに、その教育的意義について理解を深め、今後市内の小学校において、パラリンピック教育の授業展開・推進を目的に開催したものです。
研修会には、市内の小中学校教職員が参加し、三沢小学校の5年生が行う参観授業における座学と実技を視察するとともに、研究協議・意見交換を行いました。
座学では、5年3組の児童たちが「パラリンピックって何だろう?」というテーマのもと、パラリンピックやパラリンピックについて、お互いに意見を出し合いながら、学びました。
また実技では、「ゴールボールをやってみよう!」のテーマのもと、鈴の音がするボールを使い、音を頼りに、仲間と協力しながらゴールボールに取組みました。
どちらの授業も、子どもたちは積極的に取り組んでいました。
参観授業終了後には、参加した教職員で授業の良かった点や各校で生かしたい点などについて協議を行い、その後、「I'mPOSSIBLE」の作成に携わった、日本財団パラリンピックサポートセンターのマクドナルド山本恵理氏からアドバイスをもらうとともに、パラリンピック教育やパラスポーツなど、多岐にわたるな内容について、意見交換や質疑を行いました。
※「I'mPOSSIBLE」とは
「I'mPOSSIBLE」は、アギトス財団(IPCの開発を担う機関)と公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会(JPC)、日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)が共同で開発したIPC公認教材です。国際版をもとに、日本の教育現場でより使いやすいように、JPCとパラサポが、ベネッセこども基金と共同で日本版を編集開発し、2017年4月に全国の小学校約20,000校に配布。2018年度は、小学生版第二弾と初の中高生版を6月より全国約36,000校に配布。
トップアスリート派遣事業(平成30年6月11日)
岡三沢小学校で、トップアスリート派遣事業を実施しました。
講師には、オリンピック・パラリンピック経済界等協議会から紹介で、パラ陸上の世界を舞台に、砲丸投げや円盤投げ、やり投げで活躍している齋藤由希子さんをお招きしました。
齋藤選手は、昨年に引き続いての岡三沢小学校の訪問で、6年生の児童約120人と競技体験などを行いました。
競技体験では、片手が使わない状況で縄跳びをする方法を考え実践したり、メディシンボールによる砲丸投げ体験、ジャベボールによるやり投げ体験などを行いました。
また、競技体験後の競演では、「夢や目標に向かって頑張ってほしい」「あまりの人に声をかけてあげよう」という齋藤選手の話を、子どもたちは真剣なまなざしで聞き、たくさん質問をしていました。
休憩時間には齋藤選手の周りは子どもたちでいっぱい。やり投げで東京パラリンピック大会の出場を目指している齋藤選手と、貴重な時間を過ごしていました。