平成29年度の取り組み
オリンピック・パラリンピック関連事業実施状況
ユニバーサルマナー教室(平成30年2月16日)
2月16日、おおぞら小学校の3・4年生が、ユニバーサルマナー教室を受講しました。
講師の原口敦さんは、視覚障害当事者で、これまでも三沢市内の小中学校で、ユニバーサルマナーについてお話をしてくだっており、この日も、おおぞら小学校の児童たちに、「困っている人を見かけたら「大丈夫ですか?」ではなく、「お手伝いできることはありますか?」と声をかけてみましょう。まずは、勇気をもって行動することが大切です」などと話しかけていました。
「ハード(建物など)をすぐに変えるには難しいことも多いが、ハート(心・気持ち)はすぐに変えられる」というメッセージを、それぞれの子どもたちが自分のこととして考えていました。
最後に、原口さんから、ユニバーサルマナー教室を受講してくれたことについて、感謝状を子どもたちに渡されました。
原口さんは、教室を後にするまで、子どもたち質問攻めにあいました。心のバリアフリーが広がり、また原口さんとの交流も印象的な一日となりました。
オリンピック・パラリンピック教育事業(平成30年2月7日)
おおぞら小学校において、ロンドンオリンピックレスリング女子48キロ級金メダリストの小原日登美さんをお招きし、オリンピック・パラリンピック教育事業を行いました。
この日は、6年生の児童が、実際に小原さんが実践してきた準備運動などを行うだけではなく、マットのうえで、子どもたちにタックルを教えるなど、レスリングの動きも体験しました。金メダリストと直接肌を合わせ運動するまたとない機会に、子どもたちは、積極的に取組んでいました。
また、現役時代から今に至るまでを振り返って、小原さんから児童たちに、「あきらめないこと、挑戦することの大切さ」をメッセージとして伝えました。また、小原さんが持参してくれた金メダルを、児童一人ひとりが手にし、目をキラキラとさせていました。
運動後には、一緒に給食を囲んだ子どもたちからのたくさんの質問に、丁寧に答える小原さん。その返事をとても興味深く聞いている表情が印象的でした。
オリンピッグ・パラリンピッグフラッグツアー学校訪問イベント(平成29年12月18日)
平成29年12月15日から平成30年1月13日まで青森県内を巡回している、オリンピック・パラリンピックフラッグツアーに関連した学校訪問イベントが、古間木小学校で開催されました。
この学校訪問イベントは、フラッグツアーが行われる都道府県の中の1校で行われるイベントで、青森県では同校のみとなります。
この日は、卓球競技で2度オリンピックに出場している渡辺武弘さんと、にオリンピック・パラリンピックフラッグを全校児童でお迎えし、引継セレモニーを行うとともに、渡辺さんの講演や卓球体験を行いました。
また、6年生を対象に、オリンピック・パラリンピックのマスコット投票に関する授業が行われました。
児童たちから、ア・イ・ウの3候補のマスコットに対する意見が出され、全員で点数を付けた結果、このクラスではウ案のマスコットが選ばれました。
オリンピック・パラリンピッグフラッグ展示(平成29年12月15日~17日)
「フラッグツアー」として、全国を巡回しているオリンピック・パラリンピッグのフラッグが青森県に引き継がれ、県内最初の展示場所として、12月15日からの3日間、市内の国際交流スポーツセンターに展示されました。
2つのフラッグのほか、大会のビジョンなどを紹介するパネルも展示され、スポーツセンターに訪れた方々は、カメラを片手に記念撮影をしていました。
開催まで1,000日を切った東京オリンピック・パラリンピックを、多くの方に身近に感じていただけたものと思います。
東京2020オリンピック・パラリンピック
競技大会公認プログラム
東京2020オリンピック・パラリンピック
競技大会
「心のバリアフリー」
小学生絵画コンクール表彰式(平成29年11月30日)
2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック大会を契機に、共生社会・ユニバーサルタウンの実現を目指しており、その一環として、「心のバリアフリー」小学生絵画コンクール(主催:三沢市・三沢市教育委員会、共催:日本航空株式会社)を、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の公認プログラムとして開催し、11月30日に表彰式を行いました。
今年度は、市内の小学生473人から応募いただき、この中から高学年の部、低学年の部ともに、それぞれ最優秀賞1名、優秀賞1名、佳作8名が受賞となりました。
表彰式には、最優秀賞と優秀賞を受賞した4名の児童が出席し、市長、教育長、安井日本航空(株)青森支店長から賞状が送られ、併せて、日本航空(株)から副賞が送られました。
表彰式では、緊張した面持ちながらも、一人ひとりが、作品を描いた感想などを発表してくれました。
高学年の部(左:最優秀賞、右:優秀賞)低学年の部(左:優秀賞、右:最優秀賞)
表彰の様子 記念撮影
「心のバリアフリー」小学生絵画コンクール入賞者一覧 [43KB pdfファイル]
オリンピック・パラリンピック教育事業(平成29年11月29日)
木崎野小学校の6年生を対象に、オリンピック・パラリンピック教育事業としてシッティングバレーボールの体験授業を行いました。
講師としてお越しいただいた坂本朋子さんは、アルペンスキーで2度の冬季パラリンピックに出場し、その後に始めたシッティングバレーボールで北京パラリンピックに出場されたトップアスリートです。
臀部など、体の一部を床に付けた状態でプレーするシッティングバレーボールに、子どもたちは悪戦苦闘しながらも、坂本さんと坂本さんのチームメイトの指導のもと、楽しんでプレーしていて、特に児童チームと先生チームの試合では声援と笑い声が絶えず、大いに盛り上がりました。
最後には、坂本さんから子どもたちへのメッセージが送られ、記念写真を撮るなど交流を深めました。
ユニバーサルマナーアカデミックプログラム(平成29年11月16日)
第二中学校で、心のバリアフリーやユニバーサルマナーについて学ぶ「ユニバーサルマナーアカデミックプログラム」を実施しました。講師には、これまでも市内小学校等にお越しいただいている原口淳さんをお迎えし、全校生徒が参加しました。
ユニバーサルマナーに関する授業を、市内中学校で開催するのは今回が初めてでしたが、生徒たちは、原口さんのお話に熱心に耳を傾けるだけではなく、グループでの話し合いでも積極的に意見を出し合っていました。
今回、このプログラムに参加した生徒の皆さんが、少しずつでもユニバーサルマナーを実践してくれることを期待しています。
根木慎志氏が1年4ヶ月ぶりに古間木小学校を訪問(平成29年10月16日)
シドニーパラリンピック男子車いすバスケットボール日本代表キャプテンの根木慎志さんが、古間木小学校を訪問されました。
根木さんが古間木小学校を訪れるは、平成28年6月に、パラスポーツ体験型授業「あすチャレ!スクール」で同校に来て以来で1年4ヶ月ぶり。その時に、一緒に車いすバスケットボールに挑戦した児童をはじめ、全校児童が根木さんを迎えてくれました。「根木さーん!」「ネジー、おかえりー!」と大歓声を受けた根木さんの表情は笑顔に溢れています。
その後、校内で、児童の代表から歓迎の言葉があり、また、何人かの児童が、この1年間チャレンジしてきたことなどを根木さんに報告。根木さんからは、感謝の言葉とともに、熱いメッセージが送られました。
お昼には、5年生の児童と給食を共にし、帰りには再会を約束していました。
協働のまちづくり生涯スポーツ推進事業
パラスポーツ体験イベント
「i enjoy パラスポーツパーク」(平成29年10月15日)
三沢市国際交流スポーツセンターのオープン記念事業として、日本財団パラリンピックサポートセンターの協力のもと「協働のまちづくり生涯スポーツ推進事業 パラスポーツ体験イベント「i enjoy パラスポーツパーク」(主催:三沢市国際交流スポーツセンターオープニングイベント実行委員会)が開催されました。
パラスポーツは、年齢や性別、障がいの有無に関わらず、誰でも楽しめる競技が多く、この日は車いすバスケットボールやボッチャなど7つのパラスポーツと自分に適したスポーツがわかるスポーツ能力測定の体験ブースが設けられ、400人を超える多くの方々で賑わいました。
また、スペシャルトークショーに登場したバブリー芸人で人気の平野ノラさんには大歓声が送られ、また、平野ノラさんと根木慎志さん(車いすバスケットボール元日本代表キャプテン)、中山和美さん(車いす陸上日本代表)、マクドナルド山本恵理さん(パラパワーリフティング日本代表)のトークも大いに盛り上がりました。
平野ノラさんは、車いすバスケットボールやパワーリフティングにも挑戦し参加者と交流するなど、イベントを楽しんでいました。
国際交流スポーツセンターは、多くの方に気軽に楽しんでもらえる施設です。このイベントを機に、多くの方に利用していただければと思います。
※日本財団パラリンピックサポートセンターのサイトでも紹介されています。
www.parasapo.tokyo/news/171/
イベント開始前から参加者は笑顔いっぱい
各スポーツブースからは常に歓声が聞こえていました
平野ノラさんのネタやアスリートのトークで会場は大盛り上がり!
平野ノラさんは運動神経も抜群です!
参加者全員で記念撮影
ユニバーサルマナー教室(平成29年9月27日、28日)
9月27日に上久保小学校(4年生)で、28日に木崎野小学校(5年生)と岡三沢小学校(4年生)でユニバーサルマナー教室を開催しました。
高齢者や障害者、ベビーカー利用者、外国人など、多様な方々を街で見かける中で、私たちにとって“自分とは違う誰かの視点に立ち、行動すること”は、特別な知識ではなく「こころづかい」の1つであり、そのマインド(心・気持ち)やアクション(行動)を「ユニバーサルマナー」と言います。
3つの学校で講師を務められた原口淳さんは、生まれつき、視覚障害(全盲)があります。そんな障害当事者である原口さんの、気持ちのこもった楽しい授業に、子どもたちは熱心に聞き入っていました。
「ハード(建物など)を変えるのに時間はかかるが、ハート(心)はすぐにでも変えられる」そんな原口さんのメッセージは、しっかりと子供たちに伝わっているようでした。
オリンピック・パラリンピック教育事業(平成29年9月25日、26日)
三川目小学校と第一中学校に、パラ卓球日本代表の金子和也選手と岩渕幸弘選手を迎えて、オリンピック・パラリンピック教育事業を実施しました。
お二人は国内外で活躍する現役のトップアスリートで、岩渕選手はリオパラリンピック大会にも出場されています。
「ピンポン」と呼ぶ人がいるほど親しみやすいスポーツですが、二人がラリーを始めると雰囲気は一変。まさにオリンピックやパラリンピックで目にした強烈なサーブやスマッシュに、歓声や感嘆の声があがっていました。
全ての児童生徒が、両選手とのラリーを楽しみました。第一中学校では、卓球部OBの生徒が岩渕選手相手に好プレーを連発し、体育館はこの日一番の盛り上がりを見せました。
卓球の体験後には、両選手からはこれからの抱負や子どもたちへの温かいメッセージが送られ、また子供たちからはたくさんの質問やお礼の言葉が伝えられるなど、限られた中で有意義な時間を過ごしていました。
各学校での様子
三川目小学校(9月25日)
第一中学校(9月26日)
車いす&点字名刺づくり体験(平成29年9月24日/社協まつり)
恒例行事となった三沢社協まつりが、今年も三沢市総合社会福祉センターで開催されました。その中で、初めての試みとして、三沢市社会福祉協議会と(株)ミライロに協力をいただき、車いす&名刺づくり体験コーナーを設けたところ、多くの方々にお越しいただきました。
日頃、なかなか触れる機会のない車いすと点字。多くの方に知っていただき、理解を深めていただくため、室内に、様々な障がいに関するパネルやヘルプマークの紹介を展示するなど、見て、聞いて、感じて、体験できるブースとしました。
当日は、社協まつりの賑わいも手伝い、小さなお子さんから年配の方々まで、多くの方にお越しいただきました。中には、何度も来てくれる子供もいて、障がいの当事者で三沢市が市内小中学校で実施しているユニバーサルマナー教室の講師でもある原口淳さんのまわりは、いつも子供でいっぱい。室内は明るく楽しい雰囲気となりました。
ユニバーサルマナー検定(平成29年8月7日)
三沢市総合社会福祉センターにおいて、ユニバーサルマナー検定(3級)を開催しました。
ユニバーサルマナー検定は、高齢者や障がい者、ベビーカー利用者、外国人など多様な方々と接する際の「マインド(心)」と「アクション(行動)」を学び、身につけるための検定で、障がいのある当事者がカリキュラムを監修しています。
今回、講師としてお越しいただいた山田大地氏(一般社団法人ユニバーサルマナー協会)は、指定難病当事者でいらっしゃいます。
青森県内で初めての開催となった今回のユニバーサルマナー検定には、中高校生を含む40名の市民の方に受講いただき、全員が3級に認定されました。
受講された方々は、「ハード(建物など)はすぐに変えることは難しいが、ハート(気持ち)はすぐに変えられる」「何かお手伝いできることはありますか?と声をかけてみてください」などといった講師の話に真剣に耳を傾け、グループワークでも積極的に意見を交わしていました。
オリンピック・パラリンピック教育事業(平成29年7月19日)
上久保小学校に、三ケ田礼一さんと荻原健司さんをお招きし、オリンピック・パラリンピック教育事業を実施しました。
お二人はともに冬季オリンピックの金メダリストで、この日は、三ケ田さんが金メダルをお持ちくださり、子どもたちに見てもらいました。
そのほかにも、5・6年生約120人と一緒に運動をしたり、また、子どもたちからの質問に答える形で、色々なお話をしてくださいました。
三ケ田さんからは「何ごとにも積極的に取り組むことが大切です」というアドバイスがあり、荻原さんからは「自分に厳しい人になってほしい」という言葉がかけられました。
初めて見る金メダルや金メダリストとの交流に、子どもたちの笑顔があふれる事業となりました。
三沢市ホームページイベント報告
www.city.misawa.lg.jp/news/index.cfm/detail.1.27174.html
オリンピック・パラリンピック教育事業(平成29年6月27日)
岡三沢小学校で、6年生の児童約100人が参加し、オリンピック・パラリンピック教育事業を実施しました。本事業は、オリンピック・パラリンピック等経済界協議会にご協力をいただき実施しました。
この日は、砲丸投げの世界記録保持者で、世界ランキングが砲丸投げと円盤投げで1位、やり投げが4位の加藤由希子選手を講師にお招きし、競技体験と講演会を行いました。
競技体験では、友達と一緒に片手で縄跳びをするアイディアを出し合って飛んだり、メディシンボールによる砲丸投げ体験を行いました。また、競演会では、「夢に向かって頑張ってほしい」「困っている人がいたら助けてあげて」という加藤さんの話を、真剣なまなざしで聞いていました。
加藤選手は、やり投げで東京パラリンピック大会の出場を目指しており、加藤さんを応援するという児童たちと最後まで盛り上がっていました。
ブラインドサッカー体験会 in 日米ジュニアスポーツデー(平成29年4月22日)
市内中央公園で開催された第2回日米ジュニアスポーツデーの会場で、オリンピック・パラリンピック等経済界協議会のご協力のもと、ブラインドサッカー体験会を開催しました。 日米多くの子供たちが家族とともに集うイベントの中で、ブラインドサッカー体験会にも、多くの方々が参加してくださいました。 一般の方々を対象にしたパラスポーツの体験会は今回が初めてとなりましたが、今後においても、このような機会が設けられるよう、関係機関と連携していきます。
・ブラインドサッカー体験会の様子
経済界協議会ホームページ
三沢市ホームページ
・オリンピック・パラリンピック経済界協議会とは?
kyougikai2020.jp/