斗南藩記念観光村

広大な自然溢れる敷地に、斗南藩記念観光村があります。

ゴーカートやポニー乗馬なども体験でき、お子様ものびのびと遊べます!

その他にも、幕末の歴史を学べる「先人記念館」や、道の駅みさわ「くれ馬ぱ~く」があり、ゆっくりお過ごしいただけます。

是非足をお運びください。

施設紹介 

先人記念館

斗南藩記念観光村

廣澤安任が日本最初の近代洋式牧場を開いた土地、谷地頭に斗南藩記念観光村はあります。
豊かな自然の中に、さまざまな歴史体験ゾーン、レクリエーションゾーン、記念碑などがあり、子どもから大人までのびのび楽しめる知的観光スポットです。
先人の築き上げた文化・歴史を今に伝える「先人記念館」では廣澤安任に関する資料展示のほか、開墾の歴史を映像で見ることもできます。

 

斗南藩(となみはん)と廣澤安任(ひろさわやすとう)について
廣澤安任画像

九代会津藩主松平容保(まつだいらかたもり)公は京都守護職として慶応3年(1867年)まで京都の治安維持に励んでおりましたが、明治維新の際に、代々の君主である徳川将軍家を最後まで見捨てなかったことがあだになり、官軍から戦いをいどまれ、ついに敗れました。皇室に対する忠誠の念が極めて厚かったにもかかわらず「勝てば官軍、負ければ賊軍」の言葉どおり、薩長を中心とする官軍から朝敵、逆賊の汚名を着せられ旧藩23万石を没収されてしまいました。

松平画像 松平家の再興が許されたのは明治2年(1869年)のことです。会津藩主松平容保の嗣子である容大(かたはる)をもって家名を立て、斗南藩を立藩しました。「斗南」の名は中国の詩文「北斗以南皆帝州」からとったともいわれ、北の辺境に流されて来たが、ここも天皇の国にかわりはないという意味でしょうが、望郷の思いと、いつかは南に帰りたいという願いが秘められていたのかも知れません。明治4年(1871年)には、廃藩置県が行われ、藩制は廃止され、青森県が誕生しました。斗南藩で、少参事として活躍していた廣澤安任は、青森県誕生後、現在の三沢市谷地頭に日本初の民間洋式牧場「開牧社」を開設します。英国人2人を雇い入れ、英国のランサム社製農具を輸入、計画的かつ大規模な牧場経営を行い、旧斗南藩士たちに明日に生きる希望を与えました。
放牧された馬 「実修の精神」を説いた福沢諭吉が、「開牧五年紀事」(廣澤安任著)に序文を贈ったことは空前絶後のことでした。その中では、次のように記されています。「思うことは話すことよりたやすく、話すことは書くよりもたやすい。最も難しいのは、それを行うことである。」高い学識を身に付けた上、荒蕪の地において自ら行動を起こした廣澤安任を最大限に評価した言葉でしょう。

明治政府の大蔵卿である大久保利通もまた、廣澤安任を第一級の人物であると認めています 。明治9年(1876年)、明治天皇が東北を行幸なさった際、三本木(十和田市)で牛馬を展覧いただくという光栄に恵まれました。その時、随行の大久保利通は、廣澤の本宅を訪ね入閣を勧めています。しかし、廣澤は「野にあって国家に尽くす」といって、一介の牧夫として北辺の地の開拓に一生を捧げる覚悟であることを告げたのでした。

農機具画像 酷寒の荒れ地の開墾には困難を極めましたが、ルセーとマキノン、2人の英国人の精力的な働きもあって、牧場の経営は順調に推移していきました。
子のいない安任は、兄である廣澤安連(やすつら)の子・辧二(べんじ)を養子とし、国の富国強兵策に呼応し、良質の軍馬育成のため、斗南藩士の小林寿郎、小池漸らと渡米させ、種馬を買い付けし馬の品種改良に努めました。辧二は東京駒場農学校獣医科を卒業後、牧場経営に従事し、のちに馬政局長官から衆議院議員になっています。廣澤安任は、明治24年(1891年)に東京にてインフルエンザで亡くなりますが、晩年になっても角筈村(つのはずむら:現在の新宿区)に牛乳販売所を設置するなど、牧場はさらに発展期を迎えます。
廣澤安任画像  さらに詳しい内容は、斗南藩記念観光村内にある、「先人記念館」をご利用下さい。

 

道の駅みさわ 「くれ馬ぱ~く」 

道の駅みさわ「くれ馬ぱ~く」では、

地元の畑で採れた新鮮な野菜を売っている産直コーナー、情報発信コーナー、観光PRコーナー、おみやげコーナー、レストランも兼ね備え、総合案内施設としての役割を担っています。

この施設は年中無休で営業していますので、どうぞご利用下さい。

 

恋愛観光スポット 「くれ馬は~と愛の鐘」

 

くれ馬ぱ~くのすぐそばに恋愛観光スポット「くれ馬は~と愛の鐘」があります。

ここに設置されている柵にふたりでプレートをつけると将来、幸せにむすばれるといわれている恋愛成就のスポットです。売店で販売しているハート型プレートに願いや誓いを書いて、愛の鐘を大きく鳴らしましょう!

施設ご利用時間・料金のご案内

■斗南藩記念観光村 入場無料 

  • 休村日
    毎週月曜日(祝日の場合翌日)は中の施設がお休みです。

■先人記念館入館料

区分 金額
高校生以上 110円
小中学生 60円
  • 開館時間
    9:00~17:00(4月~10月まで)
    9:00~16:00(11月~3月まで)
  • 団体の取り扱いはありません。
  • 毎週土曜日に来館する小中学生は無料でご利用になれます。

■斗南藩記念観光村内各使用料

施設 区分 金額
パターゴルフ 中学生以下 110円
一般 220円
ゴーカート 1人乗り用 220円
2人乗り用 330円
ポニー乗馬 小学生のみ 110円
バッテリーカー 一回 100円

※上記施設は11月から3月までの冬期間を休みとさせていただきます。

お問い合わせ先

道の駅みさわ 斗南藩記念観光村 

    住  所:三沢市谷地頭4丁目298-652

    電話番号:0176-59-2711

    道の駅みさわ斗南藩記念観光村ホームページ

三沢市先人記念館

    電話番号:0176-59-3009

    三沢市先人記念館ホームページ