三沢市の農水畜産物
三沢市の農水畜産物
三沢には、やわらかな黒ボク土の大地と厳しい偏東風(やませ)、恵み溢れる太平洋と努力を重ねる生産者によって育まれた多彩かつ秀逸な農畜水産物があります。
全国有数の品質を誇るごぼう、ながいも、にんにくなどの根菜類の生産をはじめ、養鶏、養豚なども盛んに行なわれています。
また、南北に続く三沢の海は今では日本では珍しくなった遠浅の海です。太平洋の三沢沖では良質のイカやほっき貝が獲れます。
東北地方最大の汽水湖と言われる小川原湖では、しじみ貝やワカサギなどが獲れます。
農産物は道の駅みさわ斗南藩記念観光村やスカイプラザミサワ、三沢市青果市場などの産地直売所で、水産物は三沢市漁協直売所などでお買い求めいただくことができます。
三沢市へ遊びにいらした際には、ぜひ、ご当地ならではの農畜水産物をお買い求めください。
三沢産ごぼう
日本一のごぼう王国「青森県」、その中でも作付面積1位の「三沢市」 三沢のごぼうは、長芋の輪作体系の一つとして栽培が盛んになりました。 色白で風味がよくシャキシャキとした触感と香りが自慢です。 ひげが少なく尻部まで肉付きの良い品種「柳川理想」が生産されています。 品質も超一級品で、多くのテレビ番組等でも紹介されており、がん予防や美肌、若返りなど に効果があるといわれています。 黒ボク土の大地は、保水性と透水性という相反する土壌性質を持っています。 植物が養水分をよく吸収し、また通気性も良いために根の呼吸が阻害されず、根菜類が長くまっすぐに伸びやすい土壌です。 三沢の農家をはじめとする関係者らは長い年月をかけて土壌改良や品種改良に取り組んできました。 夏に吹く冷たいやませも、かつては冷害をもたらす厄介な存在でした。 しかしこの冷涼な気候と昼夜の寒暖差は今や、三沢の優れた根菜類の生育に欠かせない気候条件となっています。 |
三沢産にんにく
産地限定の味わい!水も滴る大玉の生にんにく「白玉王」 全国のにんにく生産量の約80%を占める青森県は、品質も抜群の『にんにく王国』です。 その青森県内でも、全農あおもりが毎年開催している「にんにく品評会」において、三沢産にんにくは最優秀賞を数多く獲得しています。 ホワイト6片種という色白の大玉で見栄えが良いばかりではなく、辛味成分、香り成分のアリシン、味の元になる糖分も多く含まれています。 近年は、ホワイト6片種の中からさらに選抜された品種「白玉王」という寒冷地での栽培に適した品種の栽培がおこなわれています。 味が良く、病気に強い優良品種であるだけでなく、糖度が高く甘みや旨味がありホクホクとした食感が特徴です。とれたてのにんにくは、その水分含有量にきっと誰もが驚くはず。 乾燥させて市場に出回ったものはもちろん、ほとんど流通していない生にんにくは産地ならでは。 是非ご賞味ください。 |
三沢産ながいも
粘りが強く甘い!マッチョ長いも「ガンクミジカ」 ガンクとは、三沢市近隣で使われる方言で「首」のこと。 三沢の長芋は首が太く肉付きが良い品種「ガンクミジカ」が多く栽培されています。 ガンクミジカは色白で粘りが強くアクが少ないのが特徴。 短く太く折れにも強いと言われているガチムチの長芋です。 かつて、三沢は農業に厳しい気候風土でした。 しかしこれを活かし、根菜類の一大産地としての地位を築くことになったきっかけは長いもでした。 三沢のやわらかな土と冷涼な気候は、地中深く伸びるながいもにとって最適な環境で、今でも全国有数の生産量と品質を誇っています。 |
三沢産スルメイカ
朝獲り昼競り!あめ色の”赤とんぼ”「三沢昼いか」 青森県産イカの漁獲高は全国第1位! その中でも三沢産スルメイカ(真いか)は昼に漁獲され、厳しい品質管理の下、翌朝には首都圏の市場やスーパーなどに届けられることから、味も鮮度も抜群との評価を受けています。 この三沢産スルメイカは、『三沢昼いか』の名称で、特許庁がお墨付きを与える地域団体商標に登録されました。(令和3年6月3日) その品質の証として、発泡スチロールのイカ箱には、ミス・ビードル号(赤い飛行機)のイラストが添えられた『三沢昼いか』のステッカーが貼られ、「赤とんぼ」の愛称で親しまれています。 活イカ(生きた状態を刺身に調理)で提供する市内飲食店もあります。 |
三沢産ほっき貝
冬季限定の味わい!10年待って桜咲く三沢ほっき貝 太平洋に面した三沢の沖は、全国屈指のほっき貝の漁場。 資源保護のため漁は12月から3月までに限られていますが、大きく育ったほっき貝が食卓に並ぶまでには約10年間もの年月を要します。 遠浅で砂地の三沢沖で育つ三沢のほっき貝は、貝殻が白く、火を通すとほんのり桜色になる身が特徴。 肉厚でプリップリの食感は、冬季限定の味覚として人気があり、ビタミンやミネラルもたっぷりの食材です。 漁期に合わせ、市内飲食店で提供される「三沢ほっき丼」は、三沢の冬の風物詩、ご当地グルメとしてすっかり定着しています。 |
三沢産ヒラメ
鮮度抜群!神経抜き活締めヒラメ 沿岸の砂泥地を好み、捕食回遊することが知られているヒラメ。 特に12月は「寒ビラメ」と呼ばれ、身が引き締まって脂がのっているのが特徴です。 三沢漁港で水あげされたヒラメは「神経抜き活締め」を施します。 神経抜き活締めとは、鮮魚の食味を損なう原因となる疲労物質や神経からの分泌物質を減らす処理技術の一つです。 締めてから「第一段階の旨味のピーク」に至るまでの時間が長いため、より遠くまで、良い状態で魚を送ることができます。 消費者の皆様が食べる時間から逆算して神経抜き活締めすることによって、最高の状態で届けることができます。 「第二段階の旨味のピーク」までの時間が長く、かつ高直後の旨味も長く続きます。 なお、硬直状態に入ったらしっかり冷やし、三枚におろして冷蔵すると、良い状態が長く続きます。 |
三沢産ヒラツメガニ
毛ガニにも負けない甘さと味の濃さ!平爪蟹(ヒラツメガニ) ほかにもヘラガニ、マルガニなどと呼ばれるヒラツメガニですが、濃厚なカニミソは臭みがなくあっさりしているようで濃厚さがあり人気です。 ゆでてそのまま食べたり、唐揚げにしても美味しいです。 身は多くないものの、低廉な価格で通年販売されているので、三沢ではカニミソとカニダシを味わえるお味噌汁の具などとしてもポピュラーです。 |
やまざきポーク
世界で二例しかないこだわりのケンボロー豚肉!「山﨑ポーク」 「やまざきポーク」は、品質、エサ、環境にこだわった三沢産のブランドポークです。 高度な衛生環境の中で育ったこの豚は、安心安全。 さらに最終的な仕上げ段階で与える厳選された純植物性飼料などにより一般豚の約7倍のビタミンEが含まれ、あっさりした脂質と臭みのないやわらかい肉質が特徴。 しゃぶしゃぶなど素材そのものの味を活かした調理方法で味わうとその肉の甘味・旨味に驚きます。 |
パイカ(軟骨付き豚バラ肉)
1頭から500グラムしか取れない希少部位!コラーゲンたっぷり「パイカ」 焼く・煮る・蒸すなど様々な調理ができ、価格も安く、煮込みの下、下ごしらえをすればコリコリとした独特の食感を楽しむことができます。 「パイカと言えば三沢市」が定着しつつありますが、もともと下処理の必要なことなどからかつては流通することなく処分されていたパイカ。 三沢市には東北トップレベルの処理能力を誇る食肉処理センターがあり、財団法人畜産公社が「もったいない、三沢の名物料理にできないか」との思いから、SDGsの先駆けとも言える平成18年頃から煮込み料理(パイカ料理)を発案。 今では市内のスーパーなどで気軽にお買い求めいただけるほか、加工品がお土産等としてもおすすめです。 |
三沢産鶏卵
大規模経営で合理化されたシステムにより生産されるブランド卵「味乙女」をはじめとする三沢市の鶏卵は冷涼な気候の中、エサ、環境、品質にこだわって生産されています。 鶏卵にはタンパク質、脂肪が多くナトリウム、カリウム、リン、鉄、亜鉛などミネラルがよく含まれています。 鶏卵を使った特産品商品も豊富です。 |