ラムサール条約国際登録湿地 『仏沼』

三沢市の北東部にある仏沼は、国際的絶滅危惧種のオオセッカ、チョウヒ、コジュリンなどが生息しております。かつては深さ約4mの沼で、干拓事業により農地となる計画でしたが、減反政策により水田として活用することはできませんでした。その後作付を諦めなかった地元農家らにより排水や火入れなどの管理がつづいた結果、オオセッカなどにとって最適の環境となったことで、ラムサール基準に該当し、国指定鳥獣保護区特別保護地区に設定されました。さらに地元住民の賛意が得られたことにより、2005年11月8日アフリカのウガンダで開催された第9回ラムサール条約締約国会議で「ラムサール条約湿地」に登録されました。

仏沼ってどこ?

仏沼は、青い森鉄道三沢駅から車で30分、三沢空港から車で20分のところにあります。小川原湖の北東部をめざし県道170号線を北上します。途中、道の駅みさわ「斗南藩記念観光村」を通り、さらに県道170号線を約5キロほど北上すると道路の右側に小川原湖と太平洋に挟まれた仏沼と呼ばれるヨシ原が見えます。道路沿い右側に仏沼ラムサール条約登録湿地の案内用標識板がありますので、そこの道路を右に曲がると仏沼です。

ラムサール条約とは?

国際的に重要な湿地の登録やそこに生息している動物等の保全に関する条約で、1971年にイランのラムサールで採択されました。

正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といいます。

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