多様化する災害への対応を期待

 

 

  3月28日、三沢市消防本部庁舎で『平成27年度消防車両配置式』が行われました。

昭和41年に発生した「三沢大火」から50年が経つ節目の年に、新たに3台の車両が更新整備されました。

 

消防本部では消防車両整備事業として、市内各消防署および消防団に配置されている消防車両のうち、老朽化した車両を更新整備していますが、今回配置された車両はいずれも最新設備を備えた車両。三沢市消防署中央署に配置された「小型動力ポンプ付水槽車」は、23年経過した車両を更新整備し、消防水利の希薄な地域での消火用水の確保と、少ない人員での効果的な消防活動を目的に、積載水量10,000リットルのタンクを搭載。タンクにはアルミ製タンクを採用し軽量化が図られています。三沢市消防署には、7年経過した車両を更新整備し、走行性能の高い4輪駆動で、高度救命処置用資材を積載した「高規格救急自動車」が配置されました。さらに、古間木・春日台地区を管轄する三沢市消防団第17分団には、23年が経過した車両を更新整備し、4輪駆動の「消防ポンプ自動車」が配置され、消防職員および消防団員には多様化する災害への対応が期待されています。種市市長は車両3台を更新整備できたことに対して「強力な消防体制が整い、市民にとっても大変心強いもの。消防職員や団員には、より一層の鍛錬に精錬されることを期待する」とあいさつしました。

三沢大火

昭和41年1月11日に三沢市中央町から発生した火災。折からの強風によりまたたく間に中心街を焼野原にした災害です。

焼損棟数450棟、被災世帯828世帯、被災人口2,152人にのぼる未曽有の大火災。