中小企業が成長発展していくために

 

 

3月28日、三沢市役所で『中小企業振興会議委員委嘱状交付式』及び『第1回三沢市中小企業振興会議』が開催されました。

同会は、昨年12月に制定された「三沢市中小企業振興条例(※)」に基づき、中小企業の振興に関する施策を総合的に推進し、地域経済の活性化及び市民生活の向上を目指すため、中小企業者、関係団体等から推薦を受けた方々の他に、公募による企業の代表者らで構成されています。委嘱状交付式では、種市市長から委員一人一人に委嘱状が手渡されました。

種市市長は「中小企業の振興は市政の重要な課題。委員の方にはそれぞれの立場から条例の目指すところの市の施策の推進に向けて忌憚のない意見をお願いしたい」とあいさつ。その後、委員会メンバーにより第1回目の会議が開会しました。

会長に選出された青森県塗装事業協同組合の前田理事長は、「この委員会は非常に重要な役割を担っており、また市民からの期待も大きい。委員のみなさんと共に実のあるものにしていきたい」と述べました。
会議では、中小企業の現状を把握し、情報共有することを目的に、独立行政法人中小企業基盤整備機構東北本部・杉村氏の講演と、同会事務局より市内中小企業の現状とこれまでの支援施策が説明されました。
今後は、中小企業実態調査が行われ、平成29年度に行う事業などを協議・検討したのち、市に対する要望・提言を行う予定。今後の地元中小企業の活性化が期待されます。

 

(※)「三沢市中小企業振興条例」とは

平成27年12月、中小企業が担う役割とその重要性を示すとともに、中小企業者を支援する中小企業団体、大企業、金融機関、市民などがそれぞれの役割を明確。互いに連携しながら、地域全体で中小企業を支援し、より豊かな地域社会の実現を図ることを目的に制定された条例。