焼きたて熱々ほっき貝に満面笑顔、冬の味覚を存分に味わう

 

 

3月13日、三沢市魚市場で『第16回三沢ほっきまつり』が開催されました。毎年恒例のこの祭りは、冬の味覚ほっき貝が堪能できると、市内外から大勢の人が訪れます。今年は約1万5千人が来場し、地元が誇る冬の味覚を存分に味わいました。

オープニングセレモニーでは、三川目小学校児童が「海鳴り太鼓」を披露。

来場者に一番の人気である、炭火で焼いたほっき貝無料試食では、会場の外まで長蛇の列。焼きたて熱々のほっき貝を口へ運ぶと、誰もが思わず笑顔に。ほっき貝の旨さを堪能していました。また、即売会では、生ほっき貝10個~13個入りで1,000円と手ごろな価格で販売。こちらも新鮮なほっき貝を買い求める人々で早朝から長い列ができていました。漁師による殻むきサービスもあり、素早い手つきでさばく様子に驚いたり、漁師と交わす会話を楽しんでいました。この他、ほっき貝を使った加工品や地元食材を使った料理の販売が行われ、両手にたくさんの荷物を手に会場を巡る来場者の姿が見られました。

ほっき貝の早むきを競う「ほっき貝ムキムキ大会」には50名が参加。むいたほっきを持って帰れるとあって毎年人気のアトラクション。10名ずつに分かれて対戦し、それぞれ1位になると決勝戦へ勝ち進みます。持ち時間1分、慣れない手つきで必死にほっき貝と格闘する参加者へ「お母さんがんばって」と家族の応援が送られるなど、大変盛り上がりました。

資源を守るために漁の期間を12月~3月までと制限しているため、三沢産ほっき貝を食べられる期間は限られています。また、食べられる大きさに成長するまでに10年かかる貴重な味覚だからこそ、冬の味覚として市民の楽しみとなっているのでしょう。

春の訪れのような穏やかな日、残り少ない今季のほっき貝を堪能できた1日となりました。