24年の歳月を経て、念願のアクセス道が開通

 

 

 

3月30日、中心市街地と春日台・古間木地区を結ぶアクセス道『都市計画道路 3・4・3号 中央町金矢線』が開通しました。
 当市の市街地は、青い森鉄道線や古間木川により三沢駅付近で東西に分断され、連絡する道路は朝夕に渋滞が発生していました。そのため、分断された東西の市街地間のアクセス向上と歩行者の安全確保を目的に、平成5年に本道路が計画され、平成15年度から工事が着手されました。24年の歳月と123億円の巨費を投じてこのたび整備されたアクセス道は、市内で最も長い橋となる『三沢大橋』をはじめ、市内で初となる車両が走行できるトンネルである『千代田トンネル』『春日台トンネル』を含む全長1,564mとなります。
 この日、午後3時の開通を前に、安全を祈願する神事である『修祓式』が催され、続いて開通を祝福する式典が開催されました。
 式典では、種市市長が橋の開通に向けて尽力した国や青森県、地権者をはじめとする関係者に感謝を伝えるとともに、「本路線の開通により、長年の課題であった三沢駅周辺の朝夕の渋滞の緩和が図られるとともに、春日台・古間木地区と中心市街地との接続がよくなり、市街地の発展に大きく貢献します。駅周辺整備の事業と併せて、駅周辺地域の活性化につなげていきます」とあいさつ。
 続いて三村県知事が「難しい局面が多い難工事でした。長い年月がかかったが開通の日を迎えられ、関係者の皆様のご尽力に感謝します。地域産業の発展や交流人口の増加など、より一層の地域活性化につながるとともに多くの方々に末永く愛され利用される道路になることを期待しています」とあいさつしました。
 本道路の開通により、市内東西のアクセス向上はもちろん、上北自動車道六戸・三沢インターチェンジへのアクセスが向上するなど、地域活性化に大きな効果があると期待されています。