認知症の方、その家族、地域の人々が集い、理解し合い、支え合う場を目指して

 

  

 

11月16日、中央町三丁目のいこいの家におれんじcafeが開設されました。
おれんじcafeは、認知症の方やその家族、地域の方、医療・介護の専門職など誰でも自由に参加し、歓談や相談ができる場所として、市が銀座商店会をはじめ地域の協力を得て開設。専門家による講話、座談会、体操や音楽会などさまざまな催しを予定しています。認知症の方自身やその家族はもちろん、多くの人が参加することで、お互いを理解し合い、認知症の方にやさしい地域づくりの拠点となることを目指します。
初回となったこの日は、オープニングセレモニーを開催。米田副市長と、いこいの家を管理している銀座商店会の平野継昭会長がともにくす玉を割ってオープンを祝いました。その後、認知症の人と家族の会青森支部の世話人代表を務める石戸育子氏が、『認知症家族を支えるために』と題して講演。現在ほど認知症についての情報がない中でも、多くの人に支えられたという自身の介護体験を紹介しながら、認知症について正しい理解をすることや多くの人とつながり、支え合うことの大切さを語りかけていました。
講演後は、参加者同士がお茶やお菓子を囲んで、相談をしたり、思い思いの会話を楽しむなど穏やかな時間を過ごしていました。
おれんじcafeは、毎月第3木曜日の午前10時から12時まで開設されます。