3月1日、市内企業株式会社コウナン(旧:香南土木工業)の山端茂樹代表取締役と萩野浩司専務取締役が種市市長を訪問し、第7回ものづくり日本大賞の製造・生産プロセス部門で東北経済産業局長賞を受賞したことを報告しました。
ものづくり大賞は、日本の産業・文化の発展を支え、豊かな国民生活の形成に大きく貢献してきたものづくりを着実に継承し、さらに発展させていくため、ものづくりの第一線で活躍する特に優秀と認められる方を表彰するものです。
今回の受賞は、同社が開発した海岸などに設置する消波ブロックを製作するうえでの新工法『消波ブロック底型枠横引工法』が優れた工法であると評価されたことによります。
従来は消波ブロック完成後、クレーンを使用して消波ブロックを吊り上げ、型枠を外していましたが、新工法では3機の油圧ジャッキを用いて行います。これにより数が少なく、確保が困難であったクレーンの確保が不要となり、コストを削減することも可能となりました。また、クレーンによる消波ブロックの吊り上げがないため、作業安全性の向上にも繋がります。
山端茂樹代表取締役は「クレーン確保に苦労している業者等が手軽にこの工法を利用していくことができるよう、さらに改良していきたい」と今後の意気込みを語りました。