8月17日、戦没者追悼式が開催されました。
この式典は、遺族や地域の人々が戦没者の安らかな眠りを祈るとともに、平和への誓いを新たにするため、慰霊碑のある浜三沢地区の招和台で毎年開催されているもの。本年は悪天候のため、三沢小学校体育館において催されました。
式典では、郷土芸能である岡三沢神楽の権現舞と浜三沢駒踊保存会の駒踊りが奉納され、三沢エンテンコールによる合唱が披露されたあと、種市市長が戦没者の方々への哀悼の意と遺族の方々への敬意を表するとともに「悲惨な歴史を繰り返さず、平和の尊さを次の世代に継承し、恒久平和の実現に向け取り組みます」とあいさつ。また、三沢市遺族会の河村幸利会長が「戦没者遺族も高齢化が進み、戦争の悲惨さを次の世代に語り継ぐことが難しくなってきました。しかし今後も、ご英霊の顕彰や遺族の福祉向上に努めるとともに、多くの市民が平和を祈念することを願っています」と平和への思いを語りました。
その後、参列者が献花台へ献花を行い、戦没者へ深く祈りを捧げました。式典の終了後には、三川目小学校児童による海鳴り太鼓が披露され、戦没者の霊を慰めているようでした。