10月31日と11月1日の2日間、国際交流教育センターで藤田貴大氏による演劇ワークショップが開催されました。
このワークショップは、寺山修司の作品や人物像の情報発信に取り組む『寺山修司五月会』が開催する講座『寺山アートカレッジ』の一環として行われたもの。講師を務めた藤田氏は今注目を集めている演出家で、三沢市で開催される舞台『書を捨てよ町へ出よう』の演出も手掛けています。話題の演出家によるワークショップということもあり、県内各地から参加者が集まりました。
ワークショップでは、藤田氏が演劇をつくるときにどのようなことを考えているのか、どのような手法を用いるのかを体験。参加者同士で自分の思い出深い出来事や当日の何気ない会話を寸劇で再現することを通して「思い出はモノローグ(独白)、会話はダイアローグ(対話)です。また、過去と現在という時間軸の違いもあります。演劇を考える際は、このようにさまざまな要素を組み合わせることがあります」と藤田氏が解説。参加者は演劇の世界を楽しみ、充実感を感じていました。