12月16日、三沢弓道協会が弓道の所作である『襷(たすき)さばき』の研修会を開催しました。
弓道では、演舞や昇段審査の際に女性は正装として和服に袴を着用することとなっており、弓を射るときは袖が邪魔にならないよう襷かけを行います。しかし、この所作を教えられる指導者がこの地域に少なく、昇段への課題の一つとなっていました。今回、襷さばきをきれいに行う方法を学ぶため、県内から広く参加がありました。
研修会には女性約30名のほか、男性約10名参加。指導者としての素養を高めるためだけでなく、女性の所作を知ることは男女合同での競技の際に有効であるとのことでした。
研修会では、指導を受けながら襷かけを実践。慣れない所作に苦戦する人もみられましたが、本や動画だけでは分かりにくい部分も丁寧に指導があり、真剣な表情で取り組んでいました。参加した女性競技者は「正装での所作は習う機会が少なく、今後に役立つと思います」と、また男性競技者も「簡単そうに見えるが、実際にやってみるととても難しく、大変勉強になりました」と苦戦しながら感想を語っていました。