9月に東京都の明治神宮で開催された『天皇盃 第69回全日本男子弓道選手権大会』。全国から精鋭が集まる弓道の最高峰であるこの大会において、三沢弓道協会に所属する坂本達雄さんが最高得点賞を受賞しました。
この大会では、全国から集まった110名で予選が行われ、的中した本数や所作の美しさ、矢の鋭さなどが総合的に採点され、上位20名が決勝に進出します。その予選で最も点数の高い選手に贈られるのが最高得点賞です。坂本さんがこの賞を受賞するのは、2年連続のことでした。
坂本さんが弓道を始めたのは高校生の頃。「弓を引き的に当てる」というシンプル競技ながら、非常に奥が深く、どこまでも高みを目指すことができる点に魅力を感じると語ります。現在は青森市に住んでいますが、天皇盃の会場と同様の環境である屋外の道場を求め、三沢弓道協会で活動しています。
大会を振り返り「今後も優勝者に贈られる天皇盃を目指し精進していきます」と語った坂本さん。弓道への思いについて「弓道は、心の成長、体力の向上、礼儀正しさなど総合的に自己を高めることのできる素晴らしい武道。生涯に渡って取り組むことのできる奥深さもあります。ぜひ多くの方に、弓道に親しんでもらえればと思います」と語っていました。