2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会を契機とする共生社会実現に向けた事業を展開している三沢市。7月30日、障がいを持つ当事者から障がいについて聞き、学び、一緒に考える『あすチャレ!Academy』を総合社会福祉センターで開催。高校生や福祉事業所従事者、交通機関従事者など、年齢や業種を問わない約120人が参加しました。
講師はパラ・パワーリフティング選手で、2020年東京パラリンピック出場を目指しているマクドナルド山本理恵さん。先天性の二分脊椎症のため歩行が難しく、車いすを使って日常生活を送っています。
山本さんは「私にとって階段などの段差は大きな障がいとなりますが、そのハードによる障がいをすべてなくすには、費用と時間がかかるためとても困難です。しかし、この障がいは皆さんの少しの気遣いで乗り越えることができます。"ハードは変えられなくともハートは変えられます”」と自身の経験を通じ、共生社会実現への思いを参加者に伝えていました。