12月4日、木崎野小学校の6年生を対象にシッティングバレーボール体験教室が行われました。シッティングバレーとは、床に下半身が常に接触した状態のまま行うバレーボールです。プレーをするときに、飛び跳ねたりすると反則になってしまいます。シッティングバレーボールは1956年、戦争によって体が不自由になってしまった人々によってオランダで生まれたスポーツで、障がいの治療やリハビリテーションとして導入されています。

 講師には、過去に日本代表として北京大会に出場した経験のある坂本朋子さんが招かれました。坂本さんは小学1年生のときに病気で左足を切断。現在はパラスポーツを普及させるための活動に尽力しています。シッティングバレーボールは、足を床につけたままプレーをしなければならないため、多くの子供たちは悪戦苦闘していましたが、積極的にボールに触りにいく姿も見られ、コートの外で応援している子も一体となって楽しんでいました。授業の終わりに坂本さんは「障がい者は、足がないなどの障がいがあること以外はほかの人と何も変わりはなくて、障がいがある人もない人もみんな同じ人間です」と障がい者への理解を促していました。